チェリア

 多摩動物公園のオランウータン。よこはま動物園ズーラシアから昨年末にやってきたチェリア(2歳♀)。
 実母のバレンタインが育児放棄をしたためズーラシアで飼育員に育てられたチェリアはオランウータンとしての生活、生き方を学ぶために多摩にやってきたわけだが、母親代わりとなった51歳の老オランウータン・ジュリーやジュリーの母親で世界最高齢のジプシー(62歳)、若いキキ(16歳)&リキ(4歳)母子らと一緒に生活する中で、新しい環境にもすっかり馴染んでいる。
 ズーラシアではお客さんの前に出る機会も滅多になく、しかも飼育員に抱かれたまま短時間の顔見せ程度だったようで、多摩に来た当初は顔がやけに青白くて、活発に動く感じでもなかった。
 来園直後のチェリアと代理母ジュリー。


 初めはジュリーにしがみついてばかりだったチェリアもほぼ毎日屋外に出て、次第に行動範囲を広げ、ひとりであちこち探検したり、2歳年上のわんぱく坊主リキと遊んだり、その手荒な扱いに逃げ回ったり、という生活を続けるうちにすっかり逞しくなった。

 でも、リキにいつも髪の毛を引っ張られて、ふさふさだった毛がだいぶ抜けてきたような・・・。




 ズーラシア時代、チェリアが母親代わりに肌身離さず抱いていたというオランウータンのぬいぐるみももはや不要になった。

 ズーラシアで売っているらしい。

(おまけ)今日の昼食

 作っている途中でふと思い立って、庭のアスパラガス3本を急いで収穫し、投入。今年34〜36本目。