3歳牝馬三冠レースの最終戦、秋華賞が京都競馬場・芝2000メートルで行われ、1頭が出走取消で17頭が参戦した。
桜花賞・オークスを連覇した二冠馬アーモンドアイが圧倒的な1番人気。これがオークス以来のレースで、休み明けのぶっつけ本番だったが、誰もが彼女の勝利を確信していた、そのぐらい圧倒的に強い、ということなのだろう。
レースはミッキーチャームがマイペースで逃げ、アーモンドアイは中団馬群のやや後ろの外を追走。
そのまま最終コーナーを回り、先頭のミッキーチャームが逃げ込みをはかる。アーモンドアイは馬群に進路をふさがれ、大外を回る不利な状況で先頭まで届かないのでは、と思われたが、直線で加速すると1頭だけ次元の違う脚であっというまに先頭に立ってゴールイン。史上5頭目の牝馬三冠を達成し、この世代の牝馬の中ではずば抜けて強いことを証明してみせた。この先、牡馬との対戦も楽しみになった。
アーモンドアイはロードカナロアの初年度産駒。デビュー戦こそ2着に敗れたものの(なんで負けたんだろう?)、これで6戦5勝。重賞4連勝。種牡馬ロードカナロアも最初の世代から三冠馬を出したのだから、これまたすごい。
1着アーモンドアイ(ルメール) 2着ミッキーチャーム 3着カンタービレ
4着サラキア 5着ラテュロス