第35回ホープフルステークス(G1)

 有馬記念が終わってもまだ続く中央競馬。本日が今年の最終日で、昨年からG1に昇格した2歳馬の中距離戦、ホープフルステークス皐月賞と同じ舞台である中山競馬場・芝2000メートルで行われ、13頭が参戦した。

 1番人気は父が4冠牝馬アーモンドアイと同じロードカナロアで、母が日米のオークスを制したシーザリオという超良血馬で、ここまで2戦2勝のサートゥルナーリア、2番人気は新種牡馬ジャスタウェイ産駒のアドマイヤジャスタ、3番人気は有馬を勝ったブラストワンピースと同じハービンジャー産駒のニシノデイジー

 レースはサートゥルナーリアが好スタートを切り、まず飛び出すが、外からコスモカレンドゥラが先頭に立って逃げる。人気馬はその後ろを追走。

 そして、最後の直線ではまず2番手からアドマイヤジャスタが先頭に立つが、その後ろにいたサートゥルナーリアが馬群の間をこじ開けるように抜け出すと、楽にアドマイヤジャスタを交わして先頭ゴールイン。これでデビューから3連勝。早くも来年のクラシック戦線での活躍を予感させる圧勝ぶりだった。

 

1着サートゥルナーリア(M.デムーロ) 2着アドマイヤジャスタ

3着ニシノデイジー 4着コスモカレンドゥラ 5着ブレイキングドーン

 

 このレースではアドマイヤジャスタに騎乗して2着だったクリストフ・ルメール騎手だが、年間勝利数で武豊騎手の最多記録212勝にあと1として迎えた今日、8レースに騎乗して4勝、2着3回、3着1回という成績で年間215勝として最多記録を更新。2位に大差をつけて2年連続の最多勝利騎手となった。G1レースでの年間8勝も新記録。

 ルメールが乗る馬を買えば、大体当たる、ということか。