取り壊されたライオンバス乗り場


 多摩動物公園といえば、ライオンの群れが暮らす広い放飼場をバスに乗って巡るライオンバスが有名だが、1964年の建設から半世紀以上が経ち、施設の老朽化による建て替えのため、2016年3月末をもって運行休止となっていた。



 ケニア・ナイロビのイスラム寺院を模したという特徴的なバス乗り場も見納めか、と思っていたが、東京オリンピックの影響もあってなかなか工事が進まず、取り壊されることがないまま2年。この春からようやく解体工事が始まった。

 全体がシートで覆われた。

 そして、解体。


 工事の間、ライオンたちは小さな囲いの中で展示されている。




 早くまた広い運動場でライオンたちを見てみたい。
 新しいバス乗り場の完成予想図。今度はずいぶんシンプルな造りだが、展望室もできるらしい。

 竣工予定は来年4月下旬だそうだ。ということは平成にかわる新しい時代とともにオープンということか。アジアゾウ舎の完成予定が何度も何度も延期されていることを思えば、まだ信用できないが、とりあえず待つことにしよう。

(きょうの1曲)中村由利子/パストラル