キキの赤ちゃん

 けさ自宅周辺で初めてミンミンゼミが鳴いているのを聞く。
 多摩動物公園のオランウータン、キキ(17歳)が6月29日に6年ぶり2度目の出産をした。母子ともに元気だということで、すでに短時間の公開が始まっているので、先日、行ってきた。

 午前中は涼しい室内展示場のお客さんからは見えないロフトの上でほとんどの時間を過ごしていた。
 お兄ちゃんになったリキ(5歳)は母親の出産後、運動場に出された際にママが一緒に出てこないことを知ると、ずっと大声で泣き叫んでいたというが、この日はママと一緒だった。

(突然母親の姿が見えなくなって泣き叫ぶ様子は人間の子どもと一緒。お客さんから「リキ、がんばれ!」の声)
 年下のチェリアがズーラシアからやってきた時には興味津々でしつこく付きまとい、チェリアにちょっかいを出しては代理母のジュリーに怒られていたリキだが、今度の赤ちゃんに対してはかなり遠慮がちに近づき、時折、そっと触る程度で、ほとんどの時間を一人遊びで過ごしていた。殊勝でもあり、健気でもあり。

 ずっと姿を見せなかったキキがロフトの上から顔をのぞかせた。

 そして、赤ちゃんを抱えて出てきた。


 お昼には寝部屋に帰ったキキ親子だったが、夕方、いくらか涼しくなってから屋外の第3放飼場に出てきた。







 リキを出産した時はキキ自身もまだ子供っぽくて、かなり危なっかしい育児ぶりだったが、今回はしっかりと母親になっている。




 リキがやってきた。いいお兄ちゃんになる・・・かな?

 赤ちゃんがお乳を吸っている。

 とにかく無事元気に育ってほしい。

(おまけ)ロマンスカーLSEラストラン
 小田急の3代目ロマンスカー、7000形LSEが本日限りで定期運行を終了。1980年のデビュー以来、38年間の活躍に幕を下ろす。
 過去の写真から。


 今日で完全に引退なのかと思ったら、定期運用からは外れるものの、まだ今年度中は臨時列車として走る可能性はあるようだ。