新緑の荒川サイクリング(その1)

 久しぶりに荒川沿いを走ってきた。

 自転車乗りにとって荒川沿いのサイクリングロードはとても魅力的なのだが、僕の場合、自宅から遠いのが難点だ。いつもの笹目橋(板橋区和光市戸田市)で荒川に出るまで19キロ。しかも、交通量の多い環八~笹目通り経由なので、面白くもない。さらに、今日は途中、環八から笹目通りに入ってすぐ後輪がパンクした。小石を踏んだのが原因のようだ。自転車の通る道路の端というのは砂利その他の異物も多いのだ。時々、車に轢かれた猫とか犬とかタヌキとかハクビシンとかが転がっていたりもする。今日も埼玉県内の国道17号線で正体不明の動物が死んでいて、危うく踏みそうになった。

 とにかく、パンクした後輪はチューブを交換して荒川に出た。キジの声が聞こえ、ツバメがあたりを飛び回っている。上空からはヒバリの声が降ってくる。

 荒川の遊水地「彩湖」。

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 ウグイスやホオジロの声を聞きながら彩湖畔を走り、秋ヶ瀬公園へ。バードウォッチングの名所で、立派なカメラを持った人があちこちにいる。

 緑のトンネル。この場所でセンダイムシクイの声を聞く。今シーズン初めて。

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 コサギ

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 広大な河川敷はゴルフ場やグラウンド、そして農地に利用されている。田んぼには田植えに備えてちょうど水が入れられていた。

 広々とした水田の彼方にさいたま市中心部のビル群。

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 治水橋下にある錦乃原のサクラソウ園。貴重なニホンサクラソウの自生地。

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 季節が進むと、ここも背の高い草に覆われてしまう。

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 サクラソウ園で休憩している間にもロードバイクが次々と走り過ぎていく。本格的なウェアでびしっと決めた正統派のロードバイク乗りはこんな小さな花に目をとめたりせず、ひたすら走り続けるのだ。僕には真似のできないことだ。

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 今の季節の荒川河川敷は菜の花だらけ、という印象だったが、外来植物のため駆除が進められているようで、今年は今までより少なく感じる。ここだけは健在だった。セッカの姿を今年初めて確認。

 さて、JR川越線の踏切を越え、国道16号線をくぐるあたりからの道が僕は好きなのだが、国道16号以北の一部区間が工事のため通行止めになっていた。そのため一般道をしばらく迂回。

 そして、またサイクリングロードに復帰。

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 どこまでも走っていきたくなる道。新緑の木々と青々とした草原、野鳥のさえずり。

真っ青な空からはヒバリの声が絶えず聞こえ、ウグイスやキジの声もあちこちで聞こえる。ほかにホオジロヒヨドリエナガツグミなど。 

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 走りながら動画撮影してみた。


荒川サイクリングロードを走る

 いつもの場所に牛がいた。

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 上尾市榎本牧場までやってきた。自宅からここまで45キロ。

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 荒川沿いを走っているわりには、河川敷があまりに広すぎて、これまで川面はあまり見えなかったが、ここで荒川本流が見えた。川幅が狭くなり、東京都内を流れる人工河川の荒川とはイメージが全然違って原始の川を思わせる。釧路湿原を流れる釧路川を思い出したりもする。カヌーで流れ下ったら楽しそう。

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 ここまでノンストップで走ってきたロードバイク乗りも榎本牧場にはみんな立ち寄る。ここでジェラートを食べるのが目的だったりするようだ。

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 テレビでもたびたび紹介されているようで、芸能人のサイン色紙がたくさんある。

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 先月はアンジャッシュ児嶋が来たようだ。

 ジェラートを食べる。

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 読んでいて、なんとなく切なくなる。

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 「ホルスタイン♂の運命」というだけで不吉な感じ。

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 活躍したのに・・・。

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 ミンチになるのも活躍のうちというわけか。でも、僕も牛肉は食べるわけで、何も言えない。感謝して食べるのみ。

 この仔牛は雌。

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 牧草ロールのキティちゃん。ほかにもいろいろある。

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 最新作?

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 榎本牧場で休憩後、さらに進む。

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(つづく)

(きょうの1曲)あっぷるぱい/カルピスソーダの夏

 走りながら、何度も脳内再生していた曲なので・・・。


あっぷるぱい  カルピスソーダの夏