春の天皇賞が京都競馬場・芝3200メートルで行われ、13頭が参戦した。
1番人気は昨年の菊花賞馬フィエ―ルマン、2番人気はエタリオウ。
レースはヴォージュが引っ張る縦長の展開となり、フィエ―ルマンは中団の後ろ、エタリオウは離れた最後方を追走。
2周目のバックストレッチでフィエ―ルマンは徐々に順位を上げ、エタリオウも少しずつ追い上げていく。そして、3コーナーからフィエ―ルマンは先行勢の直後まで追い上げ、すぐ後ろにはグローリーヴェイズ、エタリオウが迫る。
最後の直線、先行勢をとらえたフィエ―ルマンが先頭に立つと、グローリーヴェイズも並びかけ、ラストは2頭のマッチレースとなったが、フィエ―ルマンがクビ差先着。
菊花賞に続く2度目のG1制覇。
フィエ―ルマンはディープインパクト産駒。これで6戦4勝。デビューからわずか6戦目での天皇賞(春)制覇は史上最短記録。
このレース初勝利のC. ルメール騎手は史上3人目の8大競走(桜花賞、皐月賞、ダービー、オークス、菊花賞、天皇賞春・秋、有馬記念)完全制覇。
また、ディープインパクトの産駒も天皇賞(春)初勝利で、産駒による8大競走完全制覇を達成。
1着フィエ―ルマン(ルメール) 2着グローリーヴェイズ
3着パフォーマプロミス 4着エタリオウ 5着ユーキャンスマイル
この日、香港シャティン競馬場ではチャンピオンズデーで3つのG1レースが行われ、このうちメインのクイーンエリザベス2世カップ(芝2000m、13頭)に日本から参戦したウインブライト(松岡)が見事に優勝。リスグラシューが3着。
ウインブライトはステイゴールド産駒の牡5歳。これがG1初制覇。