ディアドラが英G1制覇

 春からドバイ、香港、ヨーロッパと転戦中の2017年秋華賞馬・ディアドラ(牝5歳)が8月1日に英国グッドウッド競馬場で行われた牝馬限定のG1レース、ナッソーステークス(芝1980m、9頭立て)に参戦し、優勝。日本生まれの牝馬として初めて英国のG1を制覇した。

 ディアドラはO. マーフィー騎手を背に馬群後方の内側を進み、最後の直線で一時は進路をなくしかけたが、内が開くと一気に進出し、逃げ粘る地元の3歳馬メダーイーを見事に差し切った。負担重量は牝馬としてはかなり重い60㎏を背負っての差し切り勝ちだから、本当によく頑張った。


2019/08/01 ナッソーS(英G1)【ディアドラ】※英語実況

 それにしても、イギリスらしい美しい競馬場だ!

 

 ディアドラ(Deirdreと書くんだね)は英国から日本に輸入されたハービンジャーの娘。通算25戦8勝。重賞5勝、G1は2勝目。海外ではこれまで5戦して善戦しながら2着が最高だったが、海外6戦目にして父の故郷で悲願のG1制覇を成し遂げたことになる。