先日、恵比寿ガーデンプレイスにある東京都写真美術館で開催中の嶋田忠氏(1949~)の写真展に行ってきた。
まずは「ふるさと・武蔵野 思い出の鳥たち」と題した1970年代の作品。カワセミを中心にキセキレイやオオコノハズク、モズ、キジなど。ただ野鳥を撮ったというのではなく、自然の風景の中で鳥たちをとらえているところが素晴らしい。
続いて、「鳥のいる風景・北海道」と題して1980年に北海道千歳市に移住後に撮影された作品。
「赤と黒の世界」(1981‐87)は暗幕を張った暗い空間にアカショウビンとシマフクロウの迫力に満ちた作品が展示されている。アカショウビンの炎のように鮮烈な赤、闇の中で輝くシマフクロウの目。強烈な印象をもった作品が並ぶ。
「白の世界」ではヤマセミ、オオワシ、そして可愛すぎるシマエナガの作品が並ぶ。 赤と黒の闇を通り抜けてきた後で、シマエナガの愛らしい姿を目にすると、誰もが笑顔になってしまう。
そして、最後は「緑の世界」(2000‐18)。「世界最古の熱帯雨林」といわれるパプアニューギニアで撮影された不思議な生態を持つ色鮮やかな鳥たちの作品。スライドショーもあり。
(ポストカード、なぜかシマエナガだけ高い)
ミュージアムショップに赤ん坊時代の僕の写真が掲載された『はな子のいる風景』が置かれていた。初版はすぐに完売してしまったが、重版されたらしい。
女優の杏さんがこの本について語っていた。
180331 杏ちゃんの一冊『はな子のいる風景 イメージを(ひっ)くりかえす - 武蔵野市立吉祥寺美術館発行』
(きょうの1曲)Michel Graillier / Joa
Michel Graillier, Alby Cullaz, Bernard Lubat - Joa