第20回チャンピオンズカップ

 2000年に創設された前身のジャパンカップ・ダートから数えて20回目を迎えたダート王決定戦、チャンピオンズカップ中京競馬場・ダート1800メートルで行われ、ダートの強豪16頭が参戦した。国際レースながら、今年も外国馬の参戦はなく、先週のジャパンカップと同様にL.デットーリやR.ムーアなど海外のトップ騎手の参戦で、かろうじて華やかな国際色が保たれた形。やはり外国馬の参戦がないのは寂しい。

 とにかく、国内のダート巧者が揃い、その中で1番人気は一昨年のこのレースを制した6歳のゴールドドリーム。2番人気はデビューから5戦全勝の3歳馬クリソベリル。3番人気は今年のフェブラリーステークスを制した5歳馬インティ。

 レースは予想通り、インティが好スタートを切ると、外から競りかけてきたテーオーエナジーを抑えて、そのまま先頭を行き、クリソベリルはその直後の3番手。ゴールドドリームも先行勢を見る位置でレースを進める。

 そして、第4コーナーを回って、インティが逃げ込みを図るが、外から追い込んできたゴールドドリームが並びかけ、先頭に立とうとするところを、両馬の間に割り込むように突っ込んできたクリソベリルが抜け出して、先頭ゴールイン。昨年のルヴァンスレーヴに続いて今年も3歳馬がダート王の座についた。しかも、デビューから6戦無敗のチャンピオンの誕生だ。

 クリソベリルはゴールドアリュール産駒。G1レースは7月に大井競馬場で行われた中央地方の交流G1、ジャパンダートダービーに続いて2勝目。どこまで勝ち続けるだろうか。


チャンピオンズカップ2019 結果

 

1着クリソベリル(川田) 2着ゴールドドリーム 3着インティ

4着チュウワウィザード 5着キングズガード