第71回阪神ジュベナイルフィリーズ&香港国際競走

 今年デビューした2歳の牝馬たちが挑む最初のG1レース、阪神ジュベナイルフィリーズ阪神競馬場・芝1600メートルで行われ、16頭が参戦。ここまで無敗の重賞勝ち馬が3頭いたが、なかでもディープインパクト産駒のリアアメリアが断然の1番人気に推された。

 レースはここまで2戦無敗でファンタジーSの勝ち馬レシステンシア(4番人気)が好スタートから先頭に立つと、ハイペースで逃げ、そのまま最後の直線へ。レシステンシアは後続を突き放し、最後の600メートルをメンバー中最速の35秒2に走り切り、2着に2馬身半の差をつけてゴールイン。タイムは1分32秒7のレースレコード。後続馬に影も踏ませぬ快勝だった。リアアメリアは後方からレースを進めたが、最後も伸びず6着に敗れる。

 レシステンシアはダイワメジャー産駒。デビューから3連勝で2歳女王の座についた。


2019 阪神ジュベナイルフィリーズ

 

1着レシステンシア(北村友) 2着マルターズディオサ 3着グラヴァシュドール

4着ウーマンズハート 5着ヤマカツマーメイド

 

 今日の日本競馬のもう一つのニュースは中山競馬場で行われたカペラステークス(G3、ダート1200m、16頭)。藤田菜々子騎乗の2番人気コパノキッキング(せん4)が好位置を進み、最後の直線で外から抜け出す鮮やかなレースぶりで優勝。藤田騎手は女性騎手としてJRAの重賞を初制覇。


カペラステークス2019 結果

 

 また香港シャティン競馬場では今日1日で4つの国際G1レースが行われ、日本からも9頭が参戦。3つのレースで日本馬が勝つ快挙。

 まず芝2400メートルの香港ヴァーズではグローリーヴェイズ(牡4、J.モレイラ)が優勝。2着にもラッキーライラック(牝4)が入り、日本馬のワンツーフィニッシュ。

欧州を転戦していたディアドラ(牝5)が4着。

 

 また、芝1600メートルの香港マイルには日本馬4頭が参戦し、3歳牡馬のアドマイヤマーズ(C.スミヨン)が優勝。

 

 さらに芝2000メートルの香港カップでは5歳牡馬ウインブライト(松岡)が優勝し、今年4月のクイーンエリザベス2世カップに次いで香港のG1レース2連勝。