今年デビューした2歳牡馬が初めて迎えるG1、朝日杯フューチュリティステークスが阪神競馬場・芝1600メートルで行われ、16頭が出走した。
1番人気はここまで2戦2勝で、前走サウジアラビアロイヤルカップでレコード勝ちしたサリオス。ハーツクライ産駒で538㎏の大型馬だ。2番人気は京王杯2歳Sの勝ち馬タイセイビジョン。鞍上・武豊騎手は数多くのG1レースを勝っているのに、まだこのレースでの勝利がなく、今年こそ初勝利なるか。
レースはビアンフェが飛び出し、先頭で引っ張り、サリオスは好位につけて追走。そして、4コーナーを回って最後の直線に入ると、サリオスがパワフルな走りで抜け出し、後続を突き放して快勝。タイムは1分33秒0のレースレコード。タイセイビジョンも後方から追い込んだが、サリオスから2馬身半差の2着。今年も武豊の朝日杯制覇はならず。
デビュー3連勝で2歳王者となったサリオスがこのまま来年のクラシック戦線の主役となるのか、あるいはさらなる新星が登場してくるのか。
1着サリオス(R.ムーア) 2着タイセイビジョン 3着グランレイ
4着タガノビューティー 5着プリンスリターン