第87回日本ダービー

 3歳クラシック第2戦、東京優駿日本ダービーが今週も無観客の東京競馬場・芝2400メートルで行われ、2017年に生まれたサラブレッド7,262頭の中から選び抜かれた18頭が参戦した。注目は無敗で皐月賞を制したコントレイルが父ディープインパクトと同じ無敗のダービー馬になるかどうか。多くの人がコントレイルの二冠を信じて、断然の1番人気になった。2番人気は皐月賞で2着だったサリオス。人気はこの2強に集まった。

 レースは大外からウインカーネリアンが先頭に立ち、スローペースに落として逃げる。コントレイルも好スタートを切って、3番手のインを追走。サリオスは中団の外。

 そのまま1、2コーナーを回ってバックストレッチに入ると、後方にいたマイラプソディが馬群の外から一気に上がっていき、3コーナー手前で先頭に立つ。

 そして、3、4コーナーを回って最後の直線。コントレイルは外目に進路をとって抜け出しを図る。そして、大外を回って追い上げてきたサリオスが迫ってくるのを待っていたかのように加速して一気に突き放し、そのまま二冠目のゴールイン。サリオスは3馬身差の2着。やはり、この2強の1・2着だったが、位置取りの差や大外を回ったサリオスの距離ロスを考慮しても、コントレイルが一枚上だったというほかない。


2020 日本ダービー

 コントレイルは15年前の父と同じ5戦無敗で皐月賞・ダービーの二冠制覇。昨年のホープフルSを含めG1は3勝目。ディープインパクト産駒のダービー制覇は6頭目で、歴代最多となる。鞍上・福永祐一は一昨年のワグネリアンに続いてダービー2勝目。

 

1着コントレイル(福永) 2着サリオス 3着ヴェルトライゼンデ

4着サトノインプレッサ 5着ディープボンド