小さすぎるカツラ

 今年最初のジンジャーが開花。甘い香りを放っている。

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 タイトルの「小さすぎるカツラ」は円形脱毛症にでもなって、小さいカツラを装着したというような話ではない。植物のカツラ(桂)である。

 カツラという木をこの目で見た最初の記憶は北海道の阿寒湖畔だっただろうか。それ以前にもどこかで目にしていた可能性は大いにあるが、カツラとはどんな木であるか知らなかったし、関心もなかったから、たとえ目の前にそびえていたとしても、気がつくことはなかった。

 とにかく、阿寒湖畔でホレボレするような巨樹を目にして、カツラというのはいい木だなぁ、と思った。その後、東京の奥多摩などでもカツラの巨樹を何度か見たし、井の頭公園にも生えていたり、地元の公園や街路樹でも見つけたりして、意外にあちこちに生えているのだな、と思っていたのである。庭にカツラを植えているお宅というのもあって、自分でも育ててみたいな、と思った。しかし、カツラの苗木を売っているのは見たことがない。

 そこで、近所の街路樹のカツラのどうせ剪定されてしまうに違いない若枝をちょこっといただいてきまして、今年の春に挿してみたのである。

 1本の枝を一対の葉っぱがついた節ごとにカットして、3本挿しておいたら、3本とも葉を落とすこともなく、生き続け、ちゃんと根が出ていることが確認できた。

 夏の終わりには根元から新しい芽も出てきた。

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 さて、このカツラ、どう育てたらいいだろう。庭に植えて大きく育てるか? あまり大きくなっても、困るのだけど。とりあえず、枯れずに順調に育ってほしい。

(きょうの1曲)TUDOR LODGE / Forest


Tudor Lodge - Forest