第162回天皇賞(秋)

 今日からもう11月。東京競馬場・芝2000メートルを舞台に秋の天皇賞が行われ、G1馬7頭を含む12頭が参戦した。

 注目はもちろん史上最多のGⅠレース8勝目をめざす5歳牝馬アーモンドアイ。単勝1.4倍の圧倒的な人気となった。2番人気は前走・宝塚記念で圧勝し、アーモンドアイとは初対決となる4歳牝馬クロノジェネシス

 2着に敗れた前走・安田記念ではスタートで遅れたアーモンドアイだが、今日は好スタートを切り、先行策をとったダノンプレミアムを前に見ながら4番手を追走。この絶好の位置取りでもう勝利が見えた感じだった。

 そして最終コーナーを回ると、アーモンドアイが早くも先行馬に並びかけ、そのまま先頭に立つ。後方からクロノジェネシスが猛然と追い込んできて、さらにフィエ―ルマンも大外から鋭く伸びてきたが、アーモンドアイが2着に半馬身差をつけて見事に先頭でゴールイン。史上初の8冠馬となった。


2020 天皇賞(秋)

 アーモンドアイは父ロードカナロア、母フサイチパンドラという血統。これで通算14戦10勝。重賞は9勝目。G1は桜花賞オークス秋華賞ジャパンカップドバイターフ天皇賞・秋(2勝)、ヴィクトリアマイルの8勝。

 鞍上のルメール騎手は秋の天皇賞は3連覇。春も含めると5連覇。

 

1着アーモンドアイ(ルメール) 2着フィエ―ルマン 3着クロノジェネシス

4着ダノンプレミアム 5着キセキ