秋のマイル王決定戦、マイルチャンピオンシップが阪神競馬場・芝1600メートルで行われ、G1馬8頭を含むマイル巧者17頭が参戦した。1番人気は安田記念、スプリンターズSとG1を連勝中の4歳牝馬グランアレグリア。2番人気は前走・毎日王冠を圧勝した3歳馬サリオス。春はコントレイルに及ばなかったが、秋は別路線に進んで昨年の朝日杯に続く2つ目のG1タイトルを狙う。3番人気は昨年の安田記念の勝ち馬インディチャンプ。
レースは3歳牝馬のレシステンシアが内から飛び出し、逃げる。グランアレグリアは好スタートから先団につけ、5番手の内側を進む。その直後にインディチャンプ。大外スタートのサリオスは良いポジションが取れず、後方から。
そして、最終コーナーを回ると、最後の直線でアドマイヤマーズとインディチャンプが抜け出し、インディが先頭に立つ。グランアレグリアは2頭の後ろで進路をなくしかけていたが、最後に外に出て前が開くと、一瞬の切れ味で前の2頭を交わして、鮮やかな差し切り勝ち。サリオスも追い込んできたが、届かず5着。
グランアレグリアはディープインパクト産駒。これで通算10戦7勝。G1は桜花賞、安田記念、スプリンターズSに続いて4勝目。安田記念ではアーモンドアイを破っており、千六以下の短距離戦ではもはや無敵といってもよさそうだ。
1着グランアレグリア(ルメール) 2着インディチャンプ 3着アドマイヤマーズ
4着スカーレットカラー 5着サリオス