コウノトリの最新情報とカーリング世界選手権

 千葉県野田市で放鳥されたコウノトリの最新情報。

 まずは大変残念な話。2018年に放され、九州まで飛んでいって、佐賀県伊万里市にずっと滞在していた3歳の「りく」♂が死んでしまった。「りく」が発見されたのは愛知県内で、衰弱しているところを保護されたが、死亡が確認されたとのこと。下の嘴の先端が折れており、餌を採れなくなったことで衰弱死したようだ。ずっと九州にいたのに、愛知県で見つかったというのは生まれ故郷の野田に帰ろうとして途中で力尽きたのかな、などと考えてしまう。「りく」の死で2018年に放鳥された3羽(あとの2羽は「だいち」と「きらら」)は全滅となった。

 ほかの8羽については青森県まで飛んでいった「翔」♂がいつのまにかまた茨城県神栖市に帰ってきた。神栖市には「未来」♀がいるほか、野田市にいた「ヤマト」まで姿を見せている。

 「ひかる」♂と「レイ」♀は栃木県の渡良瀬遊水地で子育て中。

 「ひかる」の兄の「きずな」は宮城県川崎町にいる。

 「カズ」♂は秋田県男鹿市で確認されて以来、情報なし。

 昨年放鳥された「たいよう」♂は静岡県浜松市付近にいたが、関東に戻ってきて、茨城県守谷市で確認されている。

 

 話は変わって、カナダで開催中のカーリング男子世界選手権。日本代表コンサドーレの予選突破はならなかった。

 3日目まで、ドイツとイタリアに勝ち、カナダ、スイス、アメリカに負けて2勝3敗というところまで書いた。負けたのはいずれも格上の相手で、まぁ、想定の範囲内ではあり、プレーオフに進める上位6チーム以内に入る可能性はまだ十分あった。

 しかし、4日目はRCF(=ロシアカーリング連盟。ドーピング問題で国として参加できないため、この名称)に5-10で完敗。

 5日目はノルウェーに2-10で大敗、スコットランドにも3-6で敗れ、通算2勝6敗。この時点で予選突破はほぼ絶望的になった。

 そして、今日6日目は日本も立ち直りの兆しが見えて、デンマークに10-6、オランダに7-5と連勝。4勝6敗としたが、この日、アメリカが7勝目をあげ、現時点で7勝以上が6チームとなり、日本が残り3試合を全勝して7勝としても、直接対決の結果により6位以内には入れず、予選敗退が決定。

 ちなみに現在トップは9勝2敗のスウェーデン、2位が8勝2敗のRCF、3位が8勝3敗のスコットランド。以下、4位アメリカ、5位ノルウェー、6位カナダの順。日本は現在9位。

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 とにかく、今回の世界選手権はレベルが高い。日本がアイスの状態の読みやストーンごとの癖の見極めに苦労してショットの正確さをやや欠いているなか、強豪国のスキップはきっちりとショットを決めてくる。日本が複数得点のチャンスを作っても、相手にダブルテイクアウトトリプルテイクアウトを決められ、一瞬でチャンスがピンチに暗転するというようなシーンをずいぶん見た。一投で2個、3個と石を打ち出されてしまうのは、打ち出されやすい石の配置になっているからで、ショットの微妙なズレにより狙ったところに石が置けていないから、そのような結果になるわけだ。今日の連勝はその辺が修正された結果と思いたい。

 明日はともに今大会2勝しかしていない韓国、中国との連戦。そして、最終日は最強スウェーデン戦だ。スウェーデンが強いのは間違いないが、韓国、中国も日本相手だといつもと違う力を発揮するからなぁ。

 それにしても、カーリング選手というのは、どこの国の人でも、いい人に見える。

 

 写真はブラキカム・チェリッシュ。冬に花苗を植え付けたが、霜で枯れてしまい、春になって復活してきた。

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(きょうの1曲)Mike Oldfield / Taurus 1

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