こどもの日。東京は朝から雲が多く、午後は雨がぽつぽつと降ったり、止んだり。そして、今日も風が強い。
カナダのカルガリーで現地時間4月30日から始まった女子のカーリング世界選手権。14か国が参加し、日本からは2月の日本選手権を制した北海道銀行フォルティウスが出場している。
日本はここまでデンマーク、チェコに勝って、スコットランド、中国、スイス、ロシアカーリング連盟(RCF)、アメリカに敗れ、2勝5敗と苦戦している。勝てそうな相手には順当に勝っているが、手ごわいなと思う相手には順当に負けている印象だ。今大会上位6チームに与えられる北京五輪の出場権獲得も危うい状況である(出場枠は全部で10)。ここで出場権を獲得できなければ、世界最終予選に回ることになるわけだが、こんなことならロコ・ソラーレが出場すべきだったという声も上がっているようだ。まぁ、ロコ・ソラーレのほうが予選突破の可能性は高いだろうな、とは僕も思っていたことだが、そんなことを言っても仕方がない。スポーツの代表選考はルールに従って行うべきだし、オリンピックがらみでしばしば見られる恣意的な選考は避けるべきだと思う。
仮に北海道銀行がここで五輪切符を手に入れたとしても、9月にロコ・ソラーレとの間で行われる日本代表決定戦が待っており、まだ自分たちが出場できると決まったわけでもないのだ(大方の予想はロコ・ソラーレの勝ちだろう)。そもそも北京五輪がちゃんと開催されるのかどうかも不透明だ。コロナ感染の面でも政治的な面でも。
とにかく、日本は今大会で苦戦中であるわけだが、さらなる問題が発生している。大会では選手や関係者を外の世界から完全に隔離状態に置く徹底したコロナ対策を行っていたわけだが、国際映像を制作する中継スタッフにコロナの陽性者が多数出たらしく、日本もスウェーデン戦が延期になったほか、NHKが日本戦全試合を中継するはずだったテレビ放送もなくなってしまい、放送再開予定もどんどん後にずれている。
何が何でも強行開催されそうな東京五輪でも似たようなことは起こるかもしれない。無観客・無中継の本当にやっているのかどうか分からないオリンピック。
それはともかく、北海道銀行には残りの試合で彼女たちらしさを取り戻して、1試合1試合、頑張ってほしい。残り全勝なら8勝5敗で、予選突破の可能性もあるかもしれないが、どうかなぁ。まだスウェーデン戦、カナダ戦が残っているし、日本勢の天敵・韓国戦もある。
ちなみに韓国は久しぶりに見る、あのピョンチャン銀メダルの「めがね先輩」キム・ウンジョンのチームが出ているが、こちらも3勝5敗と苦戦中。
小田急5000形とこいのぼり。
(きょうの1曲)Miles Davis / Love For Sale