第62回宝塚記念

 中央競馬、今年の上半期をしめくくるグランプリ、宝塚記念阪神競馬場・芝2200メートルで行われ、牝馬5頭を含む13頭が参戦。

 1番人気はファン投票1位選出で、昨年の宝塚と有馬を連覇してグランプリ3連覇がかかる5歳牝馬クロノジェネシス。2番人気は前走・大阪杯を圧勝した6戦無敗の4歳牝馬レイパパレ。3番人気は重賞未勝利ながらG1で2着3回の善戦ガール、5歳のカレンブーケドールと上位人気を牝馬が占めた。特にクロノジェネシスとレイパパレはこれが初対決で、注目の一戦となった。

 レースは予想通り、前走・鳴尾記念を逃げ切ったユニコーンライオンが先頭に立ち、レイパパレが2番手。その外にキセキが並びかけ、クロノジェネシスはレイパパレの直後につける。カレンブーケドールはその後ろ。

 そして、4コーナーを回って最後の直線。逃げ粘るユニコーンライオンにレイパパレが並びかけ、先頭に立とうとする。クロノジェネシスが最終コーナーで後続から押し寄せた各馬に包まれかけたが、直線に入ると、一気に加速して、前を行く2頭をあっという間に交わし、そのまま先頭でゴールイン。2馬身半差の2着には最後に差し返したユニコーンライオン。レイパパレは初黒星の3着。カレンブーケドールが4着。

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 クロノジェネシスはフランス馬・バゴ産駒。これで通算15戦8勝。G1は秋華賞宝塚記念有馬記念に続き4勝目。牝馬宝塚記念を連覇するのは史上初。グランプリ3連覇達成はスピードシンボリ(1969-70)、グラスワンダー(1998-99)以来で史上3頭目

 無敗のレイパパレにも完勝して現役最強を印象づけたクロノジェネシスは秋には凱旋門賞挑戦のプランがあるが、父のバゴが2004年の凱旋門賞を勝っており、クロノも重い馬場を得意としているので、良いレースをしてくれるのではないかと期待したい。

 

1着クロノジェネシスルメール) 2着ユニコーンライオン 3着レイパパレ

4着カレンブーケドール 5着キセキ