第55回スプリンターズステークス

 中央競馬はいよいよ秋のG1戦線が開幕。第一弾はスプリント王決定戦のスプリンターズステークス。舞台は中山競馬場・芝1200メートル。天気は晴れで、馬場状態は良。

 短距離の精鋭16頭が参戦し、1番人気はスプリントG1で2勝をあげているダノンスマッシュ。2番人気は前哨戦セントウルSを制した4歳牝馬レシステンシア。3番人気がそのセントウルSで僅差の2着だった3歳馬ピクシーナイト。

 レースは予想通りモズスーパーフレアが外から先頭に立ち、直後にビアンフェ、ピクシーナイト、レシステンシアが続き、その後ろにダノンスマッシュ。

 そして、最後の直線、先行勢の中からピクシーナイトが抜け出し、そのまま先頭でゴール。2馬身差の2着にはレシステンシア。1番人気のダノンスマッシュは4コーナーで手ごたえが怪しくなり、最後も伸びを欠いて6着に終わる。

 勝ちタイムは1分07秒1.

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 勝ったピクシーナイトはモーリス産駒の3歳牡馬。通算8戦3勝。重賞はシンザン記念以来の2勝目で、G1は初制覇。デビュー以来、千四から千六の距離が主戦場だったが、春のNHKマイルで6着に終わった後、CBC賞、セントウルSと千二で連続2着。そして、今回の勝利。主戦の福永騎手が以前から将来的にはすごい馬になる、と公言していた通り、3歳で年上の馬たちを破ってのG1勝利。スプリント界に新たなスターホース誕生を感じさせるレースだった。

 

1着ピクシーナイト(福永) 2着レシステンシア 3着シヴァージ

4着メイケイエール 5着モズスーパーフレア