神代植物公園に行ってきた。
バラの「ファンファーレ」。
猿の顔のような蘭、「ドラクラ・ギガス」。
ダリア園が見ごろ。これは「キューティー・ハニー」という品種(だったと思う)。
花の名札を見たおばちゃんが「キューテーハニーだって。キューテーハニーはボインちゃんなんだよ」などと話していた。
パラグアイオニバスの花は夏から秋にかけて咲き、一つの花の開花は夕方から夜の間で、二晩だけ。最初の晩は花色は白で、強くて甘い香りを放つが、二晩目には花色は淡いピンクから赤紫に変わり、香りもなくなるそうだ。そして、最初の晩に甘い香りに誘われてやってきた昆虫が夜の間に花の中に潜り込み、そのまま朝を迎えると、花はゆっくりと閉じてしまい、虫を閉じ込めてしまう。そして、次の晩になって、初めて雄しべから花粉が出て、花が再び開き、閉じ込められていた虫がようやく解放される頃には、虫は花粉まみれになっているというわけだ。花から出た虫たちはまた次に咲いた甘い香りのする別個体の花に誘われてゆき、そこで授粉するという仕組みらしい。
(きょうの1曲)TUDOR LODGE / Kew Gardens