第26回秋華賞

 牝馬三冠レースの最終戦秋華賞が今年は京都競馬場改修工事中のため、阪神競馬場・芝2000メートルに舞台を移して行われ、3歳の牝馬16頭が参戦。

 注目は桜花賞白毛馬として史上初のクラシック制覇を成し遂げたソダシ。オークスでは8着に敗れたが、夏の札幌記念(G2)で年上の馬たちを相手に快勝し、今回も断然の1番人気となった。

 レースはエイシンヒテンが逃げ、ソダシは2番手と絶好の位置取り。そして、4コーナーを回り、最後の直線。ソダシが先頭を交わして突き抜けるのかと思いきや、意外に伸びず、途中からズルズルと後退していく。代わって、後続からアールドヴィーヴル、アカイトリノムスメ、アンドヴァラナウト、さらに後方からファインルージュも追い込んできて激戦となったが、アカイトリノムスメが先頭でゴールイン。

 ソダシはまさかの10着に終わる。あとで判明したところでは、ゲートでぶつけたのか、歯がグラグラになっており、出血もしていたらしい。


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 勝ったアカイトリノムスメは父ディープインパクト、母アパパネと両親とも三冠馬という超良血馬。通算8戦4勝。桜花賞4着、オークス2着から最後の一冠でG1初制覇。秋華賞の母娘制覇は史上初。アパパネとはアカハワイミツスイというハワイ固有種の赤い鳥の名で、その娘なので、こういう馬名になったということだ。なるほど。

 

1着アカイトリノムスメ(戸崎) 2着ファインルージュ 3着アンドヴァラナウト

4着エイシンヒテン 5着スライリー