第164回天皇賞(秋)

 秋の天皇賞が小雨の降る東京競馬場・芝2000メートルで行われ、G1馬5頭、牝馬2頭を含む16頭が出走した。1番人気は昨年無敗の三冠馬となり、この秋の2戦での引退が発表されている4歳牡馬コントレイル。2番人気はマイル以下のG1を5勝し、さらに2000メートルでのG1制覇をめざす5歳牝馬グランアレグリア。3番人気は今年の皐月賞を制し、ダービーでも僅差の2着だった3歳馬エフフォーリア。距離の長い先週の菊花賞を回避して年上の馬が相手の天皇賞に参戦してきた。この3頭が3強といえたが、ほかにも有力馬がおり、注目の一戦となった。馬場は良。

 カイザーミノルが先頭に立ち、グランアレグリアはその直後につける。G1で2着3回の善戦ガール・カレンブーケドールもG1初制覇をめざして、好位の外につけ、エフフォーリアは先行勢を見ながら6番手を進む。コントレイルはエフフォーリアを前に見ながら馬群の中を進む。前半千メートルは60秒5の落ち着いたペース。

 後半徐々にペースが上がり、第4コーナーを回って長い直線。早くもグランアレグリアが抜け出し先頭に立つが、外からエフフォーリアが交わす。その直後からコントレイルも追い込んできて、予想通り3強の争いとなるが、エフフォーリアが抜け出し、コントレイルに1馬身差をつけて先頭でゴールイン。勝ちタイムは1分57秒9。

 鞍上・横山武史は先週の菊花賞(タイトルホルダー)に続きG1レース2連勝。


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 エフフォーリアはエピファネイア産駒の3歳牡馬。これで通算6戦5勝。重賞3勝目でG1は2勝目。

 

1着エフフォーリア(横山武) 2着コントレイル 3着グランアレグリア

4着サンレイポケット 5着ヒシイグアス