秋のマイル王決定戦が阪神競馬場・芝1600メートルで行われ、G1馬6頭を含む16頭が参戦。1番人気はG1を5勝し、これが引退レースとなる5歳牝馬のグランアレグリア。2番人気は今年のNHKマイルを制し、前走・毎日王冠では年上の馬たちを相手に勝った3歳シュネルマイスター。
レースは予想通りホウオウアマゾンが逃げるが、ペースはスロー。グランアレグリアは馬群の後ろを追走。
そして、4コーナーを回り、直線に入ると、グランアレグリアは大外を回って追い込んでくる。内からも有力馬が押し寄せ、激戦となったが、グランアレグリアが抜け出し、先頭でゴールイン。6回目のG1勝利で有終の美を飾った。3/4馬身差の2着にはシュネルマイスター、3着にはダノンザキッドと3歳勢が2・3着。
グランアレグリアはディープインパクト産駒。通算15戦9勝。G1は桜花賞、安田記念、スプリンターズS、マイルCS(2勝)、ヴィクトリアマイルで計6勝。切れ味鋭い末脚で牡馬の強豪も蹴散らし、昨年の安田記念ではあのアーモンドアイにも圧勝しているのが光る。距離2,000メートルの大阪杯や天皇賞・秋では勝つことができなかったが、歴史に残る名牝といえるだろう。
1着グランアレグリア(ルメール) 2着シュネルマイスター 3着ダノンザキッド
4着インディチャンプ 5着ホウオウアマゾン