女子カーリング準決勝

 今日の東京はすっきりとした青空。陽射しはいくらか暖かく感じたが、風が冷たい。

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 北京オリンピックの女子カーリング。正直なところ、競技をちゃんと観ているのはカーリングぐらいなのだが、とにかく日本は準決勝まで来てしまった。

 相手は世界選手権2連覇中で、昨日の1次リーグ(ラウンドロビン)最終戦で日本が敗れた強豪スイス。二日続けての同じ組み合わせ。

 昨日、スイスに敗れた時点で、ロコ・ソラーレの選手は予選敗退と思い込んでいたが、韓国がスウェーデンに敗れた時点で勝ち抜けが決まったのだった。ロコの選手たちは韓国が敗れても、日本、英国、カナダが4位タイで並び、DSC(ドロー・ショット・チャレンジ)の勝負となり、自分たちのDSCのスコアが悪くて、ライバルに勝ち目がないと思い込んでいたのだろう。要するに彼女たちにしてみれば、スイスに勝つ以外に準決勝進出の可能性はないと思っていたようなのだ。実際、日本のDSCは出場10チーム中9位という散々な結果だった。ところが、強豪のカナダがまさかのそれ以下、10位だったわけだ。予選突破を知らされた吉田知那美がにわかには信じられず、「えっ、カナダより上ってことですか?」と聞いていたのは、カナダのDSCが日本より下だとは思いもしなかったということなのだろう。鈴木夕湖が「今世紀最大のサプライズ」と表現したのも韓国が負けたことではなく、日本のDSCがカナダに優っていたことへの驚きだ。正直なところ、僕もこの点は驚いた。日本はカナダ戦も含めて、ほとんどの試合のLSD(ラスト・ストーン・ドロー)で負けて相手に先攻を取られていたので、DSC勝負で日本が勝ち抜けるとは思わなかった。

 

 とにかく、日本はギリギリで予選を突破して、スイスのチーム・ティリンツォーニと対戦。ティリンツォーニは足を痛めて、昨日の試合は途中で交代していたが、今日はサード・スキップでちゃんと出場していた。ただ調子は万全ではなかったかもしれない。
 試合は予選順位が上のスイスが有利な後攻で始まり、1エンドはブランクの後、2、3、4エンドと1点ずつを取り合い、スイスが2-1とリードの第5エンド。日本は相手のわずかなミスを衝いて藤澤五月ダブルテイクアウトが決まり、一気に4点を奪って主導権を握る。一度は敗退と思い込み、もはや失うものがないロコ・ソラーレは昨日とは打って変わってショットが決まり、一方のスイスのほうにやや乱れが生じている。

 ブレイクをはさんだ6エンドでも日本が1点スチールして6-2。しかし、スイスも7エンドに3点を返し、底力を見せたが、8エンドに日本が1点、9エンドはスイスを1点に抑え、7-6で日本が1点リード、しかも有利な後攻で最終エンドを迎えた。

 相手が置いてきたセンターガードを吉田夕梨花が連続して得意のウィックショットで大きくずらすなど、相手の得点の可能性の芽を次々と摘み取り、最後にやや難しいショットが残ったが、藤澤が冷静にドローショットを決めて1点。8-6でスイスを破り、決勝進出を決め、前回大会を超える銀メダル以上が確定した。

 

 準決勝のもう1試合はスウェーデン(ユニフォームがユニクロ)対イギリス。

 スウェーデンが1エンドにいきなり4点を先制するが、2エンドにイギリスが3点を返すという点の取り合い。

 日本の試合が終わった時点で9エンド途中、8-7でスウェーデンが1点リードしていたが、9エンドにイギリスが一挙4点で大逆転。これで11-8。ところが、スウェーデンも最終エンドに3点取って同点に追いつき、延長戦になる。しかし、11エンド、後攻のイギリスが1点を取り、12-11という激闘を制し、決勝進出を決める。

 ピョンチャンでは銅メダルを争った日本とイギリスが今度は金メダルをかけて戦うことになった。決勝戦は明後日の10時05分に試合開始。