カーリング決勝戦

 東京は雨のち曇りの寒い日曜日。

 午前10時から北京オリンピックカーリング女子の決勝戦、日本とイギリスの試合をテレビ観戦。

 その前に昨日、行われた3位決定戦、スウェーデン対スイスは平昌金メダルチームとその後の世界選手権を2連覇しているチームの対戦で、こちらのほうが決勝のような組み合わせに思えたが、試合はスウェーデンが優位に進め、追いすがるスイスを振り切って、9-7でスウェーデンが勝利。銅メダルを獲得。予選1位だったスイスはメダルに手が届かなかった。

 そして、今日、この両チームを準決勝で破ったチーム同士の決勝だったわけだが、全体的な印象としては、ややあっさりとした内容だった。

 1エンド後攻のイギリスが2点を先取して主導権を握ると、その後も日本に流れを渡すことなくゲームを進め、4-2で迎えた6エンドに決定的な4得点。結局、9エンドにイギリスが2点を加えて10-3となったところで日本が相手の勝ちを認めるコンシード。イギリスが男子の銀に続き、女子は金メダルを獲得した。ロコ・ソラーレは負けはしたが、日本カーリング史上最高のオリンピック銀メダル。

 イギリスのスキップ、イヴ・ミュアヘッドは19歳の時から天才的スキップとして世界を舞台に活躍してきたが、オリンピックでのメダルはソチの銅だけで、4度目の挑戦で初の金メダルとなった。前回、同じ日本と戦った3位決定戦で自らのミスショットでメダルを逃しており、今大会にかける想いは非常に大きかったのだろうし、今日の試合でも金メダルへの執念においてロコ・ソラーレを上回っていたように感じた。イギリスが最高に素晴らしい試合をして、日本を圧倒したという形だったので、日本の敗戦は仕方がない。ロコの選手たちは悔しいだろうけれど。

 

 今回の北京オリンピックの表彰式のメダル授与のシーンは今日のカーリングで初めてちゃんと見たが、コロナ対策でトレーに載せられたメダルを選手が自分で受け取る形式。

 3位のスウェーデンの選手はメダルを自分で取って自分の首にかけていたが、ロコの選手たちはまず吉田夕梨花が手に取ったメダルを鈴木夕湖に掛けてあげるというように選手同士でお互いにメダルをかけてあげていた。このあたりはロコ・ソラーレらしいなと思ったのだが、続くイギリスチームも同じことをしていた。最初からそのつもりだったのか、日本の真似をしたのか? ほかの団体競技ではどうだったのだろう?

 ついでに書いておくと、昨日行われたカーリング男子の決勝。スウェーデン対イギリスは接戦となり、4-4で延長にもつれ込み、結局、5-4でスウェーデンが勝って金メダルに輝いたが、女子の試合を見慣れた目には異次元レベルの試合に見えた。特にスウェーデンのスキップ、エディンの9エンドの2投などは神がかっていた。男子の日本代表が出場できていれば、男子の試合ももっと観戦できたのに、この点は残念だった。イタリアが優勝したミックスダブルスも・・・。

 

 次の楽しみは中部電力が出場権を得た世界選手権。個人的にはロコ・ソラーレよりも好きなチームなので、オリンピック以上に楽しみなのだが、なんでロコが出ないのだ、と文句を言う人たちが出てくるのだろうなぁ。ロコ抜きで代表決定戦をやったからね。

 男子は全員10代の常呂ジュニアが代表に選ばれ、世界最終予選に出たが、出場権をとれなかった。

 

(おまけ)モズ

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(きょうの1曲)DOOPEES / だいじょーぶ


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