カーリング女子~まさかの結末

 連日記事を書いているが、世間的には全く盛り上がっていない女子カーリング世界選手権。日本代表の中部電力は6日目まで6勝4敗の5位で、上位6チームによる決勝トーナメント進出圏内で踏みとどまっていたが、一次リーグ最終日にまさかの事態となった。


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(これはまさかの事態が判明する前の配信)

 

 チーム内で中嶋星奈・松村千秋の2選手およびスタッフ1名が新型コロナで陽性となってしまったのだ。過去2試合、中嶋が連続して休みだったので、気になっていたのだが、そういうことだったのか。残りの3選手、石郷岡、鈴木、北澤は陰性であったため、日本時間で本日1時(現地25日9時)からのスイス戦は3人で試合を行った。

 4人制カーリングの場合、3人なら試合出場が認められ、2人が3投ずつ、最後の1人が2投を行う。しかし、相手は現在無敗のスイス代表ティリンツォーニ。フォースのアリーナ・ペーツに芸術的なショットをバシバシ決められ、一挙5失点するなど、6エンド終了時、3-11となったところでコンシード。それでも5エンドに北澤がコーナーガードに石を当ててハウスの中心に送り込む素晴らしいショットが決まって日本が2点を取った瞬間などは観客席からも大きな拍手と歓声が送られた。まぁ、この難敵に3人では勝ち目がなかった。


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 これで6勝5敗。予選最終戦でぶつかる韓国に勝てば予選突破の可能性は残されていたが、結局、日本チームはここで無念の棄権となり、韓国の不戦勝となった。
 コロナ禍による途中棄権はスコットランドに次いで2チーム目。それがまさか日本になるとは思わなかった。とりあえず、チーム内でこれ以上感染者が増えないことと感染した3人が一日も早く健康を取り戻すことを願い、予選1位通過が決まったスイスの選手たちにこの日本戦がきっかけで感染が広がった、なんてことにだけはならないよう祈るばかり。

 

 とりあえず、日本の棄権で、決勝トーナメント進出はスイス、スウェーデン、カナダ、韓国、デンマークアメリカの6チームに決定。

 とにかく、みんな元気な姿で日本に帰ってきてほしい。チームとして次の目標は5月の日本選手権だと思うが、松村選手はその前にミックスダブルスの世界選手権もある。今回の悔しい気持ちを晴らすためにも頑張ってほしい。

 

  桜はだいぶ咲き進んだが、今日の東京は昼頃から急に強風が吹き荒れ、まさに春の嵐

 スズメと桜。

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 昨日開花した水仙

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(きょうの1曲)村松健/雲の澪を行く


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