第66回大阪杯(G1)

 阪神競馬場・芝2000メートルでG1レース大阪杯が行われ、16頭が参戦。昨年の年度代表馬エフフォーリアの今年初戦だが、前哨戦の金鯱賞レコードタイムで逃げ切った5連勝中の快速馬ジャックドールとの初対決に注目が集まり、同じ4歳の2頭に人気が集中した。1番人気はエフフォーリア、2番人気がジャックドール。昨年の覇者で金鯱賞2着のレイパパレが3番人気。

 レースは内から飛び出したウインマリリン、ジャックドール、外からレイパパレ、アフリカンゴールドが殺到して先行争いとなるが、これを制してジャックドールが先頭で飛ばし、アフリカンゴールドが2番手、さらにレイパパレ、ウインマリリンが続き、先行勢を見ながらポタジェらが続く。エフフォーリアは中団馬群のやや後ろを進む。前半1000メートルが58秒8とかなりハイペース。

 そして、4コーナーを回って最後の直線。先頭で逃げ切りをはかるジャックドールにレイパパレが並びかけ、8番人気のポタジェが迫り、さらに7番人気のアリーヴォも猛然と追い込んでくるが、エフフォーリアは全く伸びてこない。

 一度はレイパパレが先頭に立ち、連覇かと思われたが、横並びの激戦の中、最後にポタジェが突き抜け、先頭でゴールに飛び込んだ。クビ差の2着にレイパパレ、ハナ差の3着にアリーヴォ。ハイペースで飛ばしたジャックドールは最後に力尽き、5着。エフフォーリアはまさかの9着に敗れる。


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 ポタジェはディープインパクト産駒の牡5歳。G1は昨秋の天皇賞6着以来2度目の挑戦で初制覇。重賞も好走は続けていたが、これが初勝利。

 

1着ポタジェ(吉田隼) 2着レイパパレ 3着アリーヴォ

4着ヒシイグアス 5着ジャックドール