Prestige Hotels & Resorts Curling Classic

 今日の夕景。

 夕焼けウォッチングの個人的定番スポットの近くに新しいビルが建ち、夏の間は夕陽が隠れてしまっていたが、ようやく見えるようになってきた。

 画面左端に富士山もうっすらと。

 このところ、カナダなど海外でカーリングの大会が毎週開かれ、日本勢が参戦し、YouTubeで配信される試合も多いので、楽しい。問題は時差の関係で試合が日本時間の深夜から早朝に行われることなのだが。

 とにかく、今週はPrestige Hotels &Resorts Curling Classicという大会がカナダ・ブリティッシュコロンビア州のヴァ―ノンで9月29日~10月2日まで開催され、日本から女子3チーム、男子2チームが出場した。

 女子は2大会連続優勝の中部電力(Kitazawa)に北海道銀行(Tabata)、そしてこれが今季の海外初戦となるロコ・ソラーレ(Fujisawa)。13チームが3組に分かれての予選リーグでKitazawaはカナダ勢相手に11-1、11-0と引き続き好調なスタートを切り、3戦目でCorryn Brownに6-7で惜敗したものの、予選最終戦も勝って3勝1敗で準々決勝進出。

 ここからの準々決勝、準決勝、決勝と現地時間の日曜日の朝昼夕に行われる強行スケジュール(試合は8エンド制)。

 その準々決勝で中部電力とやはり3勝1敗で予選を突破したロコ・ソラーレがいきなり激突。5月の日本選手権決勝以来の対戦だ。日本時間の3日午前1時から、ということで、さすがに全部は観なかったが、試合の行方が気になっていたのか、3時過ぎに目が覚めてしまい、そこから試合終了まで観てしまった。

 前半は1点取ったり、取られたりで5エンド終了時でロコが3-2と1点リード。その後、6エンドに中電が2点を奪って逆転すると、7エンドにはロコが一挙3得点で再逆転。6-4と2点リードで最終エンド。中電も有利な後攻で2点取って6-6に追いつき、延長戦へ。後攻はロコ・ソラーレ

 そして、北澤が最終投を終えた時点で中電がNo.1,2を持ち、藤澤のラストショット。これが中電の石を完全に弾き出すところまで行かず、どちらが勝ったか、にわかには判定できない。ということで、決着はメジャーでの計測に持ち込まれる。大きな大会だと審判が測定するが、ここでは選手が自分たちで計測。そして、この試合、配信されていたのだが、実況なし、音声なし。中電・中嶋とロコの吉田(知)が計測していたが、どっちが勝ったのか、よく分からないうちに両チームが握手して試合終了。同時に配信終了。観ていたファンは結果が全く分からないまま放置されたわけだが、中電が7-6で勝っていた。ミリ単位の差だったのだろう。

 最大のライバル、ロコ・ソラーレを撃破した中電は休む間もなく準決勝へ。予選全勝のJessie Hunkinと対戦。1エンドに先攻で1点スチールすると、2エンドにも2点スチール。3エンドに相手に1点取らせて3-1で迎えた4エンドに一挙5点で8-1。ここで相手がコンシード。圧勝で決勝に進出。

 決勝の相手は予選で敗れているC.Brown。この試合は観戦できなかったが、4-5で

中電が負け。3大会連続の優勝はならず、準優勝。2位の賞金は3,000ドルらしいが、とりあえず毎週賞金を稼いではいる。

 一方の男子はKit Curling Club(Hirata)とSC軽井沢クラブ(Yanagisawa)が日本から出場したが、この2チームが順調に勝ち進み、なんと日本勢同士の決勝となる。結果はSC軽井沢が6-2で勝ち、優勝。

 もちろん、こんなニュースは日本の一般メディアではまったく報じられない。すべてはこのサイトが頼り。

www.curlingzone.com

 カーリングではチェコプラハで開催されたジュニアの大会でも日本代表が活躍。男子(S:前田拓海)が全勝で金メダル。女子(S:三浦由唯菜)が銅メダル。女子は三浦も加わったチームが5月の世界ジュニア選手権で金メダルに輝いているし、ジュニア世代は将来的にも楽しみな選手が多い。

 

 プロ野球、ヤクルトの「村神様」こと村上宗隆が今季最終戦でシーズン日本人最多記録を更新する56号ホームランを放ち、三冠王も確定。

 シーズン56本塁打王貞治の記録を破る大記録であるわけだが、日本プロ野球最多本塁打は2013年にヤクルトのバレンティンが記録した60本であることを忘れてはいけない。この記録も破れるのではないかと期待したが、9月13日に55号を打ってから、3週間近くホームランが出ず、このままかと思われた最終戦の最終打席でようやく56号が出た。