第27回秋華賞

 中央競馬・秋のG1戦線もいよいよ本格化。今週は牝馬三冠の最終戦秋華賞阪神競馬場・芝2,000メートルで行われ、3歳牝馬16頭が参戦した。
 注目は春に桜花賞オークスを制したスターズオンアースが史上6頭目牝馬三冠を達成するかどうか。オークス後に両前脚の剥離骨折が判明して休養していたが、これが休み明け初戦となる。そうした不安はあったものの、1番人気に推された。

 レースはブライトオンベイスが引っ張り、2番手にサウンドビバーチェ、3番手にウォーターナビレラ、アートハウスが並走して先団を形成。スターズオンアースも前で競馬をしたかったようだが、スタートで遅れて後方から。最初の1,000メートル59秒7の平均ペース。

 そして、最終コーナーを回ると、ブライトオンベイスが失速し、サウンドビバーチェが先頭、さらにアートハウス、その直後にいた3番人気スタニングローズが並びかけ、3頭横並びの接戦となる。さらに中団にいた2番人気ナミュールが外から猛然と追い込んできて、後方からもスターズオンアースが馬群を縫って追い上げてくるが、激戦を制したスタニングローズが先頭でゴールイン。半馬身差の2着にナミュール。スターズオンアースは最後の600メートルを33秒5と最速の末脚で追い込んだものの3着までで、三冠達成ならず。


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 スタニングローズはキングカメハメハ産駒。母系は曾祖母ロゼカラー、祖母ローズバドという「薔薇一族」と呼ばれた血統で、母はローザブランカ。通算10戦5勝で、重賞は3勝目。オークス2着馬がG1初制覇。

 鞍上・坂井瑠星騎手は7年目でG1初勝利。

 

1着スタニングローズ(坂井) 2着ナミュール 3着スターズオンアース

4着メモリーレゾン 5着アートハウス