内藤新宿・太宗寺の地蔵尊

 今日は冬至。東京は午前中は雨で、昼前にはほぼ止んで、午後は晴れる。朝の最低気温は都心で4.1℃、最高は10.7℃。

 新宿2丁目にある太宗寺。慶長年間初頭の1596年頃、僧の太宗が開いた草庵が起源で、のちに信州高遠藩主・内藤家の菩提寺として発展した浄土宗寺院。

 甲州街道の宿場にある寺として信仰を集め、特に閻魔堂の閻魔大王や奪衣婆は有名だった。また、江戸の出入り口6カ所に奉安された江戸六地蔵のうちの第三番があり、ほかにも額に銀製の三日月形をいただく不動明王像や塩かけ地蔵などが安置されている。

 モダンな本堂。

 江戸六地蔵のうちの第三番の地蔵菩薩。正徳二(1712)年造立。

 像高267センチ。

 塩かけ地蔵。願をかけて塩を頂いて帰り、願いが叶ったら塩を倍にして返すということで、塩にまみれているお地蔵様。特におできやイボ取りの御利益があるとも。患部に塩を塗るということなのだろうか。

 塩のせいで顔が溶けてしまって、目鼻もはっきりしなくなっている。

 太宗寺の猫。

 もう1匹。

(きょうの1曲)Frederick Delius / Sleigh Ride


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