謹賀新年

 2023年も地元の神社で迎えた。大晦日の23時半頃に家を出て、オリオン座やシリウスが輝く夜空を見上げながら、神社まで徒歩10分。途中、見かけた人影は4人のみ。コンビニも閉店している。静かな年越し。除夜の鐘が聞こえてくる。

 神社にはすでに数名が列を作っていた。年末にお参りした時は境内に人の姿はなく、ひっそりとしていたが、神様に手を合わせていると、頭上から大きめの鳥2羽が背後に落ちてきた。1羽はドバト。もう1羽は猛禽のツミ。どうやらツミがハトを襲ったが、大きすぎて地面に落下し、おかげでハトは危うく難を逃れて逃げ、狩りに失敗したツミは近くの高木の枝に止まった。そんな数日前の記憶を呼び戻しつつ、きっと昔はこの鎮守の森にフクロウなどもいたのだろう、と鬱蒼と茂る常緑樹の合間に星空を見上げながら、そんなことを考える。

 午前0時。打ち鳴らされる太鼓の合図で初詣が始まる。早めに並んだおかげで、ほどなく神様に新年のご挨拶。参拝者の列には外国人の姿もちらほら。

 新春の舞の奉納も始まる。

 西の空には今年最初の月。旧暦ならまだ12月10日だ。

 朝。テレビの画面越しの初日の出。上空5000メートルのヘリから。

 自宅2階からの初日の出。

 けさは家の前の電線にインコ12羽が待っていた。最初は12羽が一群になっていて壮観だったが、カメラを手に戻ると、ばらけていた。そのうちの5羽。

 スズメも20羽ほど。

 まだ残っているムラサキシキブの実を食べにメジロもやってくる。

(おまけ)豪徳寺・三重塔のうさぎ。

 今年もどうぞよろしくお願いいたします。