世界女子カーリング選手権2023

 カーリングの2022-23シーズンを締めくくる世界女子カーリング選手権がスウェーデンのサンドヴィーケンで18日から26日までの9日間の日程で行われている。13か国の代表が参加し、日本からは今年の日本選手権で優勝したロコ・ソラーレが出場。

 7日間で12試合を行う総当たりの予選ラウンドで、ロコ・ソラーレは初戦でデンマークに逆転負け、スイスには2エンドに一挙6点を奪われるなど2-11で大敗と2連敗スタート。3戦目のスコットランド戦では敗色濃厚の最終エンドに4点を奪って3点差を逆転し9-8で初勝利。その後、アメリカ、ノルウェーにも快勝し、白星が先行。大会序盤は氷の状態の読みに苦戦し、ミスが目立っていたが、これで完全に波に乗るのかと思っていたら、トルコに敗れ、スウェーデン、イタリアにも負けて3連敗。3勝5敗で予選突破も難しい状況に追い込まれる。しかし、ここから韓国、カナダ、ドイツ、ニュージーランドに4連勝で予選ラウンドを終え、通算7勝5敗で6位。上位6チームによる決勝ラウンドにギリギリで滑り込んだ。予選は大会3連覇中のスイスが圧倒的な強さで12戦全勝。2位は8勝4敗のノルウェー。3~6位は7勝5敗のカナダ、イタリア、スウェーデン、日本。

 そして、決勝トーナメントは予選3位と6位、4位と5位が対戦し、それぞれの勝者がスイス、ノルウェーが待つ準決勝に進出するという方式。

 6位のロコ・ソラーレは3位のカナダ、世界ランキング1位のエイナーソンと対戦。接戦となり、最終10エンドに4-4の同点に追いついたが、延長で2点を取られ、4-6で敗戦。金メダルを目標にしていた日本は6位で大会を終える。とりあえず、来年の出場権を確保できたので、よかった。

 プレーオフのもう1試合はこちらも接戦で、スウェーデンがイタリアを4-3で破り、準決勝進出。

 その後に行われた準決勝は予選1位のスイスがスウェーデンと対戦し、8-4でスイスが勝利。13連勝で4連覇がかかる決勝へ。

 準決勝のもう一試合はノルウェーがカナダに8-5で勝利。

 明日の決勝は予選1位のスイスと2位のノルウェーの対戦となった。

worldcurling.org

 日本国内では第31回日本ジュニアカーリング選手権が開催中。今日は男子、女子ともプレーオフ、準決勝が行われ、男子は札幌協会とMinamifuranoが決勝進出。女子は北海道銀行の選手が中心の札幌協会と先日の世界ジュニア銀メダルメンバーが中心の名寄協会が決勝進出。

 女子はすでに来年の世界ジュニアの出場権があるので、勝ったチームが出場することになる。男子はまずは世界選手権出場の権利獲得の戦いに参戦ということになる。