ツミ

 朝、庭の餌台にくる野鳥たちのために餌をやろうとしたが、いつもと様子が違う。近くの木や電線で待ちわびているはずのスズメやシジュウカラ、ワカケホンセイインコの姿がまるで見えないのだ。
 どうしたのかな、と思っていたら、近くのカナメモチの茂みの中に潜んでいたらしいスズメたちが突然騒ぎ出し、茂みから飛び出してきたのが、小型の鷹、ツミ。スズメを一羽つかんだまま、飛び去る。
 2年ほど前にもツミは2度、庭で目撃しているのだが、実際にスズメを狩る場面に出くわしたのは初めてだ。一度味をしめたら、これからも来るかもしれない。
 その後も餌台周辺は妙な緊迫感に包まれているような気がする。

 下の写真は上野動物園のツミ。ハトより少し小さいぐらいの鳥。