旧古河庭園

 今日の東京は暑かった昨日から一転、最高気温が20.2℃。しかも、これは日付が変わってすぐの観測値なので、日中は20℃を下回っていたのだろう。弱い雨も断続的に降って、寒い一日。北海道の枝幸町歌登では最低気温が-4.2℃まで下がったそうだ。

  写真は東京都北区西ヶ原にある旧古河庭園武蔵野台地の斜面を利用して造成され、高台には洋館、斜面には洋風庭園、低地に日本庭園が配されている。この土地は元は明治の元勲・陸奥宗光の邸宅だったが、宗光の次男が財閥古河家の養子となったことから古河家の所有となり、その後、大正時代に英国人建築家ジョサイア・コンドルの設計により洋館と洋風庭園が整備され、京都の庭師・植治こと小川治兵衛が日本庭園を作庭している。

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 ジョサイア・コンドル設計による石造りの洋館。

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 台地の斜面下には日本庭園。

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 旧古河庭園といえば洋館とバラの咲く庭園のイメージだが、日本庭園も素晴らしい。

 雪見灯籠のある心字池。

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 大滝。

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 台風19号による被害は実態が明らかになるにつれて甚大なものになり、死者・行方不明者の数も増え続けている。命が助かったとしても、自宅が泥水に浸かってしまった方々の心中を想像すると、言葉を失ってしまう。このような水害が発生するたびに、浸水家屋はその後、ちゃんと住めるようになるのだろうか、と心配になるのだが、実際はどのようになっているのだろう。

 北陸新幹線は長野の車両基地千曲川の堤防決壊によって冠水し、12両編成×10本の計120両が泥水に浸かる。すべて廃車の恐れもある、などと報じられている。現在は東京~長野と糸魚川~金沢間でそれぞれ折り返し運転。

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 小田急線も秦野~新松田間がいまだ不通。再開は17日になる見込みとのこと。

 

(きょうの1曲)STELLA LEE JONES / Smash The Wall


STELLA LEE JONES - Smash The Wall

台風一過の金木犀

 台風19号が過ぎ去って、一夜が明けた東京は真っ青な空が広がり、やや強い風も心地よく感じられる。家の周囲の落ち葉などを掃除しながら、近所の人と交わす会話も、「どうなることかと心配したけど、意外にあっさりと台風が過ぎていきましたね」といったようなこと。

 ただし、これは自宅周辺だけの話で、全体としては「東日本大水害」とでもいうべき、大変な被害が東海から関東甲信、東北にかけて極めて広範囲に出ていたのだった。

 各地で河川の氾濫、堤防の決壊、橋の崩落などが相次ぎ、死者や行方不明者も多数出ていて、停電や断水も発生している。まだ全体状況は明らかになっていないが、記録的な豪雨災害になったことは間違いない。

 そんななか、金木犀が咲きだした。

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 台風一過の空に咲く秋バラ。

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 干した傘に止まった赤とんぼ。無事に嵐の夜を乗り越えたようだ。

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  朝は爽やかだったが、日中は気温が上がり、東京都心の最高気温は28.5℃まで上昇。暑かった。

台風19号

 10月6日に中心気圧992hPaだったのが、翌日には915hPaまで一日で77hPaも急降下して、あまりに急激な発達ぶりが世界中から注目されている大型で猛烈な台風19号が関東をめざして北上してきた。

 先月、千葉県を中心に大きな被害を出した台風15号から1か月。まだ復興も進まないうちに、あんな台風はもう来ないだろうと思っていたら、またやってきた。前回よりさらに強い勢力で、なおかつ大型の台風だ。関東で予想される最大瞬間風速は60mにもなるという。

 昼頃には鉄道各社も計画運休を実施し、交通はほぼストップ。コンビニやスーパーを含むお店も休業が相次ぎ、繁華街からも人が消える。首都圏は台風に備えて、厳戒態勢に入った。

 関東に襲来する台風の場合、事前にマスコミが危機感を煽るわりには、実際に来てみると、意外に大したことはなかった、ということが過去には何度もあり、南九州出身者に「東京に来るのは、あんなの台風のうちに入らない」などと言われたこともあるのだが、最近はちょっと違ってきた。楽観はまったく許されなくなった。

 地球温暖化の影響として、かつてないスーパー台風が日本列島を頻繁に襲うようになる、というようなことが以前から言われていたが、すでにそれが現実化したのかもしれない。

 自宅は台地上にあるので雨については基本的にあまり心配していないのだが、とにかく暴風が怖い。前回は台風進路の左側だったので、大きな被害はなかったが、15号と同程度の風が吹いて、しかも進路の右側に入ったりすることを想像すると、本当に不安だ。屋根が飛ばされたりするかもしれない。明日以降、ブルーシートで覆われた屋根の下で過ごすことになるかもしれない。そもそもブルーシートはどこで入手できるのだろう。先月の房総半島の家々と同じようなことが自宅にも起こるかもしれないとあれこれ思いを巡らせる。自主避難者のために世田谷区が開設した避難所に行ったほうがいいのだろうか、なんてことも考える。世田谷区の防災無線で、何やら放送しているが、聞き取りにくい。区役所のホームページもアクセスが集中しているようで、繋がらない。

 ということで、個人的には専ら台風による暴風を心配していたわけだが、テレビの台風情報はほとんど豪雨関連ばかりだ。神奈川県の箱根町などではすでに記録的な豪雨になっている(最終的に箱根では12日だけで922.5㎜、10日の降り始めから1001.5㎜という観測史上全国1位の降雨量を記録)。台風はまだ海上にあるが、湿った空気が関東・東海地方にどんどん送り込まれ、それが関東平野を取り巻く山地にぶつかって、そこに大量の雨を降らせているのだ。当然、そこから流れてくる河川もどんどん増水していく。各地のダムで貯水量が限界に達し、「緊急放流」などという言葉も出てくるようになった。

 東京の多摩地方を含む関東各地や静岡県に「大雨特別警報」が出され、「命を守るための行動を」などと呼びかけられ、関西の親類が心配して電話をかけてきたりする。

 あとで確認すると、世田谷区では12日16時前後が最も降雨量が多かったようで、区内の河川もこの頃から水位が急上昇していた。12日の区内の降雨量は250㎜~280㎜ぐらいだったようだ。

 世田谷区雨量・水位情報の画像より。

 仙川・鎌田橋付近 12日5時

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 同 7時

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 同 16時

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 野川・大正橋付近 6時

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 同 16時

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 見たこともないほど増水した多摩川の映像に驚いたりしながら、時間を過ごすうちに暗くなり、激しい雨の中、風も強まって、もはや屋外へ出て避難所へ、という選択肢は消えた。雨戸も早めに閉めて、自宅でじっとしているしかない。

 19時前に台風は伊豆半島に上陸。この頃には「猛烈」から「非常に強い」そして「強い」に勢力を落としていたが、それでも関東を襲う台風としては最強クラスのまま、どうやら東京を直撃しそうだ。しかも、町田あたりを通りそうだという。進路の右側に入る。最悪だ! 上陸したことでさらに勢力が衰えることを願うばかりだ。

 豪雨の範囲が北関東、東北へと拡大し、「大雨特別警報」の対象範囲もどんどん追加されていく。河川の氾濫情報も続々と伝えられる。恐怖の時間を過ごすうちに21時頃からいよいよ暴風が吹き荒れだした。ブワッと猛烈な風が家にぶつかってくる。一瞬、家が揺れる。東京では都心で41.5mという戦後最大の風速を観測したようだ。

 しかし、暴風は長続きはしない。時折、激しい風が吹いても、すぐに静かになり、また思い出したように、強い風が唸りを上げる、という感じ。

 そして、21時半頃には雨音も聞こえなくなり、風もほとんど止んだ。22時頃には外から風や雨の音のかわりに虫の声が聞こえてきた。

 あれ、これで終わり? もう安心していいのか? 

 二子玉川多摩川が氾濫したというニュースに見入りながらも、自分は助かったのかな、という安堵感。

 15号の時のように恐怖の一夜を過ごすつもりだったが、ホッとした気持ちで、床にき、そのまま眠ってしまった。

 各地で想像以上の大水害が発生していたことを知るのは翌朝になってからである。

STELLA LEE JONESライヴ

 非常に強い台風19号が関東をめざして北上してきており、明日以降、一体どんなことが起こるのか不安でいっぱい、という状況なのだが、吉祥寺のライヴハウス、シルバーエレファントで行われたStella Lee Jonesのライヴに行ってきた。

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 今回はProgTokyo2019Autumnというシリーズ企画の初日で、ステラの単独公演のはずだったが、明日のライヴが台風により中止となったため、出演予定だったイタリアのバンド、Tacita Intesaが急遽、オープニングアクトとして出演することになったようだ。

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 会場は満員の盛況。

 タチタ・インテザはギター&ヴォーカル、キーボード、ベース、ドラムスの4人組。チラシの紹介文によれば「2012年アレッツォ結成の新星!往年の伊プログをベースに新世紀風味も融合したサウンドが好評な新作“FARO"を引っ提げ待望の来日」ということだ。

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 今回は撮影自由である。

 キーボードの人。

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 ドラムの人も時々歌う。

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 イタリアの大御所バンドPFMの「9月の印象」のカバーや第五福竜丸をテーマにした曲などを含め、30分ほど。正式なライヴが中止となってしまった彼らにはギャラは発生しなくなってしまったため、投げ銭方式で、箱が回され、正規のギャラより多いんじゃないか、というほどの金額が集まったようだった。

 ステラ用にステージのセッティングを改めて、メンバー登場。今回はベースの佐野さんが都合により出演できず、代役としてアストゥーリアスの大山曜さんがベースを弾くということが予告されていたが、その大山さんが最初に自己紹介を兼ねてマイクを持つ。

 急遽、Tacita Intesaの出演が決まったり、台風の接近で今後、交通などに影響が出る可能性もあるということで、今日のライヴは途中休憩なし、MCもなし、だそうだ。リーダー平田さんのグダグダトークはステラのライヴの魅力のひとつでもあるので、ちょっと残念。まぁ、個人的に休憩はなくてもいいかな、と思うが、逆に難度が異様に高い楽曲ばかりを演奏するメンバーが大変そうだ。大山氏も今回だけのために大量の譜面が送られてきて、練習も大変だったようだ。

 さて、ギター、ヴァイオリン、アコーディオン、キーボード、ベース、ドラムス、パーカッション&ヴィブラフォンの7人編成、ステラ・リー・ジョーンズのステージは穏やかな「August Showers」からスタート。


AUGUST SHOWERS [ HD ] STELLA LEE JONES

  平田聡 ギター

  入山ひとみ ヴァイオリン

  佐々木絵実 アコーディオン

  佐藤真也 キーボード

  谷本朋翼 ドラムス

  相川瞳 パーカッション、ヴィブラフォン

  大山曜 ベース

 

 2曲目は一昔前の香港の九龍城に迷い込んだような「Jigsaw Cats」。ブルース・リーが出てきそう。


STELLA LEE JONES Jigsaw Cats

 ちなみにイベントチラシの彼らの紹介文は「他に比較するバンドが無いと言われる独自のサウンドと音楽性を標榜する男女混合音楽集団」となっている。確かにステラの音楽と似た曲を演奏するグループというのは思い浮かばない。タチタ・インテザも好感の持てるグループではあったが、やっぱりステラは圧倒的に凄い!と思ってしまう。

 そして、彼らの音楽を聴いていると、ヨーロッパ、アジア、南米、中東など世界のあちこちを旅しているような気分になる。無国籍音楽というか多国籍音楽というか・・・。

 ギターの平田聡さんとパーカッションの相川瞳さん。

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 ヴァイオリンの入山ひとみさん。

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 アコーディオンの佐々木絵実さん(とベースの大山氏)。

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 「Synapse」で流麗なヴィブラフォンのソロを奏でる相川さん。

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 途中で、「現在、電車はちゃんと動いている、雨も大した降りではない」というメモ平田さんが伝えたぐらいで、本当に休みなし、トークなしで、本編ラストを迎え、ここでようやく平田さんが「14曲連続で聴いていただきました」と喋る。そして、入山さんに言われてセットリストを読み上げるが、数えてみたら15曲連続だった。最大の難曲「Mirror」はやらなかったな。

 一度話し始めると、途端にグダグダした雰囲気になっていくのだが、メンバーから制止され、最後は「Tokyo Fantasista」。音楽による世界旅行の終着点は東京というわけだ。そして、アンコールは「The 15th Worriors」だった。


The 15th Warriors STELLA LEE JONES

 終演後に撮影タイム。

 ドラムの谷本朋翼さんと相川さん。谷本さんの髪の毛は愛猫の毛色を再現している。なので、ずっとこの色分けである。

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 二人のヒトミさん。

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 終わったのは22時半。内容が濃すぎるほどの大満足のライヴだったが、明日の台風が心配だ。ひどいことになりませんように。





 

ホンドテン

 井の頭自然文化園のホンドテン。

 まだ暑さの残る時期に撮った写真で、まだ顔が黒い夏毛である。

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 闇に紛れて獲物を襲うので、顔が黒いという話を聞いたことがある。

 冬は雪に紛れて獲物を襲うので、顔は白くなり、毛色は黄色になる。

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 こちらはテンの獲物にもなるニホンリス(ホンドリス)。

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(きょうの1曲)KING CRIMSON / I Talk To The Wind

 King Crimsonのデビューアルバム“In The Court Of The Crimson King”が英国で発売されたのが1969年10月10日。つまり、今日でちょうど50周年ということになる。


I TALK TO THE WIND. Subt. español.KING CRIMSON.

 

クリムゾン・キングの宮殿 (ファイナル・ヴァージョン)(紙ジャケット仕様)

クリムゾン・キングの宮殿 (ファイナル・ヴァージョン)(紙ジャケット仕様)

 

 

 

 

ヴァルデマール

 多摩動物公園ユキヒョウ、「ヴァルデマール」♂。2004年、フィンランドヘルシンキ動物園で生まれた15歳。

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 ネコ科で15歳はもう若くはない。

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(きょうの1曲)MayuAina / 太陽の翼


MayuAina『太陽の翼』【Music Video】

 三軒茶屋だね。

アカボシゴマダラ

 最近、関東などで急速に数を増やしている外来種の蝶、アカボシゴマダラ。先日、多摩動物公園で見つけた。

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 本来の生息地はベトナム~中国南部~中国東部~朝鮮半島。別亜種が台湾と奄美諸島に生息。

 それが1990年代後半から突然、関東地方、特に神奈川県で出現し、生息域を広げている。何者かが中国大陸産のアカボシゴマダラをゲリラ的に放したのが原因と考えられているそうだ。

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(きょうの1曲)THE ENID / Under The Summer Stars~Adieu


The Enid - Under the Summer Stars - Adieu