東京の秋から冬、色づく木々は赤よりも黄色が多い。
(新宿御苑沿いの遊歩道)
そして、黄色の中に時折、赤が交じる。
四ツ谷~市ヶ谷間にて。ヒヨドリ、オナガ、ツグミ、ウグイスなどの声が聞こえた。
今年デビューした2歳の牝馬たちが挑む最初のG1レース、阪神ジュベナイルフィリーズが阪神競馬場・芝1600メートルで行われ、16頭が参戦。ここまで無敗の重賞勝ち馬が3頭いたが、なかでもディープインパクト産駒のリアアメリアが断然の1番人気に推された。
レースはここまで2戦無敗でファンタジーSの勝ち馬レシステンシア(4番人気)が好スタートから先頭に立つと、ハイペースで逃げ、そのまま最後の直線へ。レシステンシアは後続を突き放し、最後の600メートルをメンバー中最速の35秒2に走り切り、2着に2馬身半の差をつけてゴールイン。タイムは1分32秒7のレースレコード。後続馬に影も踏ませぬ快勝だった。リアアメリアは後方からレースを進めたが、最後も伸びず6着に敗れる。
レシステンシアはダイワメジャー産駒。デビューから3連勝で2歳女王の座についた。
1着レシステンシア(北村友) 2着マルターズディオサ 3着グラヴァシュドール
4着ウーマンズハート 5着ヤマカツマーメイド
今日の日本競馬のもう一つのニュースは中山競馬場で行われたカペラステークス(G3、ダート1200m、16頭)。藤田菜々子騎乗の2番人気コパノキッキング(せん4)が好位置を進み、最後の直線で外から抜け出す鮮やかなレースぶりで優勝。藤田騎手は女性騎手としてJRAの重賞を初制覇。
また香港シャティン競馬場では今日1日で4つの国際G1レースが行われ、日本からも9頭が参戦。3つのレースで日本馬が勝つ快挙。
まず芝2400メートルの香港ヴァーズではグローリーヴェイズ(牡4、J.モレイラ)が優勝。2着にもラッキーライラック(牝4)が入り、日本馬のワンツーフィニッシュ。
欧州を転戦していたディアドラ(牝5)が4着。
また、芝1600メートルの香港マイルには日本馬4頭が参戦し、3歳牡馬のアドマイヤマーズ(C.スミヨン)が優勝。
さらに芝2000メートルの香港カップでは5歳牡馬ウインブライト(松岡)が優勝し、今年4月のクイーンエリザベス2世カップに次いで香港のG1レース2連勝。
多摩動物公園のオランウータン。チェリアは放飼場に出ると代理母のジュリーよりもキキ・ロキ母子と過ごす時間のほうが長い。5歳になったチェリアにしてみれば、54歳のお婆ちゃんよりも19歳のキキと赤ちゃんのロキと過ごすほうがいろいろと刺激があって楽しいのかもしれない。
もともと母親の育児放棄により人間に育てられたチェリアにとっては、こうしていろいろなオランウータンと過ごす時間のすべてが良い経験になっているはず。
放飼場の前に見慣れぬ車が止まったので、みんな注目。何やらスーツ姿のおじさん数名が動物園スタッフの案内で視察(?)に来たようだった。
ロキと遊ぶチェリア。
チェリアの母親代わりのジュリーはひとりでのんびり。
それでも寝小屋に戻る時はチェリアもジュリーにおんぶしてもらって帰っていく。
もうすぐチェリアが多摩にやってきて3年になる。
(きょうの1曲)JULVERNE / Caravan