水が戻った井の頭池

 1月から水を抜く「かいぼり」を実施していた井の頭池が元の姿に戻った。
 本当なら水を抜いた後、池底を天日干しして、その後に注水という予定だったが、2月の2度の大雪のおかげで池底を乾かす間がないまま、2月24日から水を入れ始め、3月9日に満水になったそうだ。
 少しはきれいになるかと思ったが、ほとんど変わらない。
 約2万匹の魚や亀が捕獲され、そのうち7割が外来種ということで駆除されたようだ。
 本来、井の頭池にはいなかった鯉も駆除対象なのだが、黒い鯉はそのまま残し、色鯉だけ駆除されたそうだ。
 外来種もみんな何の罪もないのだけどね。罪深いのは人間だ。

 こちらは雪の後の池。水を抜いたら大量の自転車が出てきたことが話題になったが、池底の泥は底なし沼状態で、回収できないものもあったようだ。昔、うちの父が落としたカメラもきっと泥の中に埋まったままなのだろう。

 水源の「お茶の水」。湧水は枯渇して、今は井戸水のポンプアップ。


 キンクロハジロも戻ってきた。

 湧水豊富だった時代の井の頭池を再現した水槽(井の頭自然文化園・水生物館)

 帰りに立ち寄った蘆花公園「花の丘」。
 菜の花とガスタンク。

 サンシュユ