身を切るような寒さの中、紋別流氷の宿ユースホステルのすぐ下の浜辺は静まり返っていた。オホーツク海に昇る日の出を拝もうと、同宿の仲間たちと一緒に早起きしたのである。明るさを増した海に波はなく、紋別港の赤色灯台は規則的に明滅している。 浜に置き…
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