テレビ界の大変動

テレビ・ラジオの世界では今日から新年度で、新しい番組が始まったり、新しい顔が登場したり、と新鮮である。といっても、ほとんど見てないけど。
で、何よりも新鮮だったのは、けさの新聞(朝日新聞)のテレビ欄である。
東京の場合、従来のチャンネルは1=NHK総合、3=NHK教育、4=日本テレビ、6=TBS、8=フジテレビ、10=テレビ朝日、12=テレビ東京となっていて、テレビの番組表も左からこのチャンネル順に並んでいる。

ここから先は僕の個人的な感じ方で、すべての人が同じなのかどうかはよく分からないが、テレビ欄を広げた時、NHKはとりあえず別格として、民放では番組表の中央にある日テレ、TBS、フジの3局がいかにもメジャー感を漂わせているのに対して、朝日はB級とまでは言わないけれど、どこか中心からちょっとズレている感があり、一番端っこ、辺境地帯のテレ東にはあからさまにワンランク下なイメージがあった(テレ朝、テレ東の関係者のみなさま、ゴメンナサイ)。

ところが、地上デジタルではテレ朝は5チャンネル、テレ東は7チャンネルなわけだ。
で、今日から地デジ時代に合わせて朝日新聞の番組欄は並び順が変更になったのである。この結果、テレ朝(5)は日テレ(4)とTBS(6)の間に割り込み、いきなりド真ん中に進出。テレ東(7)も右端の辺境地帯を脱して、右から2番目に移動。そして、8チャンネルのフジがいきなり今までテレ東のいた最果てに移動というか都落ちというか左遷ならぬ右遷されてしまったわけである。
これをプロ野球の順位表にたとえれば、テレ朝は悲願のAクラス入り、テレ東はついに最下位脱出、そして、フジはよもやの最下位転落といった感じである。

プロ野球でもシーズン序盤には弱小チームが一時的に好調で首位に立ったりして、ふだん見慣れない順位表を目にすることがあるけれど、今日の新聞にはそれに似た違和感があった。
だからといって、テレ東がいきなりメジャー感を漂わせたり、フジがB級感覚にあふれた番組作り…なんてことにはならないだろうけれど、番組表の並び順というのはけっこうそれぞれのテレビ局のイメージと結びついているようにも思えるのだ。
これからテレビ界に革命的な変化が起こったりして?!
フジテレビさん、今なら3チャンネルが空いてるみたいですけど。

というわけで「テレ東」by相対性理論

その後の調べで、テレビ番組表の配列を変更したのは主要紙では朝日と日経だけのようだ。要するにテレ朝、テレ東と繋がりの深い2紙のみということですな。読売・毎日・産経・東京などは今のところ従来通り。