ドバイワールドカップ優勝馬ヴィクトワールピサか、凱旋門賞優勝馬デインドリームか、それとも…。
東京競馬場・芝2400mに独仏米からの外国馬4頭を含む16頭が出走して行われたジャパンカップ。
1番人気は3歳牝馬ながら今年の凱旋門賞をレコードタイムで圧勝したドイツのデインドリーム。差のない2番人気には去年このレースで1位入線しながら進路妨害で2着降着となり雪辱を期すブエナビスタ。
レースはアメリカのミッションアプルーヴドがスローで逃げ、秋の天皇賞馬トーセンジョーダンが2番手を追走する展開。ブエナは中団の内側を進み、スタートでやや出遅れたデインドリームは後方から。
ゆったりと流れたレースは3コーナー手前で後方にいたウインバリアシオンが外から一気に順位を上げ、4コーナーで先頭に並びかけるあたりから激しく動き出す。
そして最後の直線、ウインバリアシオンをかわして、トーセンジョーダンが先頭に立ち、逃げ込みを図るが、馬群から抜け出したブエナビスタがトーセンに並びかけ、2頭の激しい叩きあいの末、ブエナがクビ差で1着ゴールイン。2着にトーセンジョーダン。3着はジャガーメイル。デインドリームは6着、去年の覇者ローズキングダムは9着、ドバイ以来8カ月ぶりのヴィクトワールピサは13着に終わる。
ブエナビスタはこれでG1レース6勝目。また、ジャパンカップは父スペシャルウィークとの父娘制覇となる。
1着 ブエナビスタ(岩田康) 2着 トーセンジョーダン 3着 ジャガーメイル
4着 トレイルブレイザー 5着 ウインバリアシオン 6着 デインドリーム