もうやってきた白鳥&自由すぎるコウノトリ

 けさ摩周湖と屈斜路湖のライブカメラをチェックしたら、屈斜路湖にもう白鳥(オオハクチョウ)の姿があった。例年、10月20日前後に飛来するのだが、1週間ほど早い到着。これから数が増えて、来年4月末ぐらいまで、湖岸に温泉が湧く屈斜路湖で越冬する。

 その北海道では寒気の流入により、平地でも初雪を観測しそうだという。すでに標高の高い峠では雪景色になっている。
 先日も紹介した国道273号・三国峠の様子。

 19時10分現在、気温−2.5℃、積雪5センチ。
 北海道・道路情報


 きのう荒川沿いをサイクリングしていて、コウノトリの野生復帰をめざして環境整備を進めている鴻巣市を走りながら、今年7月に関東で初めてコウノトリの放鳥を行った千葉県野田市へ出かけて、自転車でコウノトリウォッチングなんていうのも面白いな、などと考えた。利根川沿いの広々とした田園風景の中を飛ぶコウノトリの姿を想像したわけだが、野田市のホームページで放鳥コウノトリの現況をみて驚いた。
 今年7月23日に放鳥されたのはいずれも今春生まれた3羽。名前は愛♀、未来(みき♀)、翔♂。いずれもGPSを装着しているので、移動状況がわかるようになっている。
 で、愛ちゃん(ウチのボタンは藍色のアイだったが、思い出すなぁ…)は一度、神奈川県平塚市あたりに遠征した以外は利根川を越えた茨城県常総市付近に居ついている模様。今夕更新された最新情報では同じ茨城県行方市に移ったようだ。まぁ、そのぐらいの移動はするだろう。
 ビックリなのは、未来ちゃんと翔くんだ。2羽とも8月には宮城県まで北上。その後、未来ちゃんは福島県いわき市付近に移動して、しばらく過ごし、そこからさらに南下して静岡県富士市、さらに西へ行って、現在は三重県松阪市付近にいるらしい(10月13日現在)。
 また、翔も夏の間は宮城県にいたようだが、その後、10月2日に静岡県伊東市に姿を現し、さらに山を越えて長野県、富山県へと向かい、今日は石川県珠洲市付近にいるようだ。
 人間側が用意した環境ではなく、自分が暮らす場所は自分で探すということなのか、広く飛び回って安住の地を探しているのかもしれない。まさかこんなに移動するとは思わなかった。コウノトリが舞う里づくりをめざした野田市の関係者も同じ思いではないだろうか。
 写真は葛西臨海公園コウノトリ

 野田市のコウノトリ放鳥情報