ミレーヌ・ファルメール(Mylene Farmer)

日曜日だというのに、朝から雨。気分が冴えないので、久しぶりにフランスのミレーヌ・ファルメールを聴く。彼女の音楽をよく聴いていたのは、1990年前後だったかな。僕のイメージするフランスのキレイなお姉さんの典型のようなルックスながら、天使にも悪魔(小悪魔じゃなくて本当の悪魔)にもなりうる強烈な個性をもったアーティスト。日本ではあまり知られていないけど、フランスでは絶大な人気があるそうだ。
Youtubeに大量にアップされた動画もいろいろ見たけれど、やっぱり凄いわ、この人。PVは完全に短編映画。ヒト、カネ、時間、手間…とんでもないコストをかけて作っている。

まずは大好きな曲。というより、この映像が好き。ラストのなんとも言えない寂寥感が心にしみる。



次は映像は初めて見たのだけれど、こんな内容の歌だったのか?! びっくり。 
陰鬱な世界からの解放、高揚感、カタルシス、そして最後に再びどん底に突き落とす、というパターンが多いような…。曲名は「Desenchantee」。夢も希望もない人々といったような意味かな。



これはライヴですね。1984年のデビュー曲。「Maman a tort」。母娘喧嘩の歌? 
このライヴ・ビデオは持っているのだけれど、カビ生えちゃったかも…。



これも凄い作品だな。「Sans Logique」。ポップミュージックの世界で、彼女ほど自分のPVの中で殴ったり、殴られたり、刺したり、刺されたり、殺したり、殺されたりしている人はいないのではないだろうか。

ほかにもすごい映像作品がいっぱいあるのだが、とりあえずこのぐらいにしておきます。

Ainsi Soit Je

Ainsi Soit Je