国民栄誉賞


 今日から4月。ということで、いかにも春っぽい写真を蔵出し。
 ところで、ミスタープロ野球長嶋茂雄氏(77)と去年で現役を引退した松井秀喜氏(38)に国民栄誉賞が授与される方向だという。
 長嶋さんに関しては、今まで贈られていなかった方がむしろ不思議なぐらいで、遅すぎるぐらいだ。元横綱大鵬が亡くなった後に国民栄誉賞を授与され、なぜ生前に贈られなかったのか、という声があがったわけだが、そこから、「巨人・大鵬・卵焼き」のうち、巨人を象徴する存在である長嶋さんはどうなのか、当然、国民栄誉賞に値するではないか、ということになったのだろう。でも、唐突に贈るのもヘンだし、うまいきっかけがない。そこで、弟子にあたる松井秀喜の引退に合わせ、ちょうどいい、師弟で同時に贈ればいいじゃないか、ということになったのだろう。
 長嶋さんに関しては、国民栄誉賞第1号の王貞治氏(1977年)と同時でもよかったと思うが、とにかく、お元気なうちに贈られるのはよかったと思う。松井に関しては、他の選手とのバランスを考えると、微妙ではあるな。
 「ところで、おれは?」という月見草のボヤキが聞こえてくるような気がするけど…。