アテが外れた人々

 今日の関東地方は雪の予報で、しかも先週の金曜日よりも大雪になる可能性が高いという話だった。ということで、新聞のテレビ欄をみても、各局とも「都心も積雪か」、「首都圏に大雪か」というような文字が並んでいた。
 実際、朝から降りだした雨がやがて雪に変わったが、一向に積もる気配はなし。
 夕方、新宿駅前を通ったら、テレビ局の取材陣が陣取っていた。大雪で東京は大混乱というような映像が撮りたかったのかもしれないが、アテ外れといった雰囲気だった。
 甲州街道国道20号線)に面した新宿駅南口。フジテレビの中継車が見える。TBSも来ていた。

 アテが外れた人たち。

 ちょうどこの頃から雨がまた雪に変わり、取材陣が降る雪に一応カメラを向けていたが、やはりテンションが低い。この程度ではテレビ的には物足りないのだろう。もっと雪がジャンジャン降って、どんどん積もって、交通がマヒ状態になるぐらいでないと盛り上がらない人たちなのだ。たぶん。

 ところで、新宿駅南口は大雪や台風などの時の現場レポートの定番スポットだが、それは巨大ターミナルの新宿駅の中でも南口が出入り口と改札が近く、外の様子と駅構内の改札口や乗降客の様子、列車の運行情報などを全部撮影できる便利な場所だからだ。

(おまけ)昨日の夕方の富士山
 山頂の左肩付近に太陽が沈んだが、惜しくも間に合わず。今日あたりダイヤモンド富士だったかもしれないが、当然ながら夕陽は見えず。