春のマイル女王決定戦、第10回ヴィクトリアマイルが東京競馬場・芝1600メートルで行われ、4歳〜6歳の牝馬18頭が出走した。
レースは最低18番人気のミナレットが他馬を引き離してハイペースで逃げ、2番手を12番人気のケイアイエレガントが追い、有力馬はさらに離れた馬群の中を進む展開。そして、そのまま4コーナーを回って最後の直線に入ると、なおも逃げ粘るミナレットをケイアイエレガントが交わして先頭に立ち、そのまま先頭でゴールしようとする寸前、好位から鋭い脚で追い込んできた5番人気のストレイトガールが差し切って優勝。これまで短距離戦中心に活躍してきた6歳牝馬が得意距離より少し長いマイル戦で念願のGI初制覇。
ケイアイエレガント、ミナレットも2着、3着に粘って、1〜3着の馬を順番通りに当てる3連単はなんと2,070万5,810円という中央競馬のGIレース史上最高配当となる(要するに100円の馬券がこれだけの金額になって還ってくるということ)。こんな馬券でもちゃんと買っている人がいるんだね。
ライバルのハープスターが引退して、現役最強牝馬の称号を手にしたかった昨年のオークス馬ヌーヴォレコルトは1番人気に応えられず、6着に敗れる。
1着 ストレイトガール(戸崎) 2着 ケイアイエレガント 3着 ミナレット
4着 レッドリヴェール 5着 カフェブリリアント