サーバルの赤ちゃん

 子どもの頃、動物園といえば、ただいろいろな動物がたくさんいるところだった。しかし、大人になって、動物園というのはただ動物がいるだけでなく、新しい命が生まれたり、一方で命が消えたりするところでもあるということを痛感するようになった。きのうは残念な話(実はほかにもいろいろある)だったが、今日は新しい生命の誕生の話。
 多摩動物公園で9月28日にサーバルの赤ちゃんが2頭誕生し、今月に入って公開が始まった。
 2頭はオスとメスで、満月の日に生まれたことから、アポロ♂とルナ♀と名づけられた。

 母親は2013年11月9日生まれで、昨年、多摩にやってきたばかりのユリ。こちらもまだ2歳。父親はポール。
 母親のユリ。



 これが生後2カ月半の赤ちゃん。




「あの子、どこへ行ったのかしら?」

 ママに怒られた(?)。




 サーバル舎をじっと見つめるチーター。

 いつもはチーターが断然の人気なのに、この日はすっかりサーバルに人気を奪われた。