多摩動物公園に野生猿

 今日の東京は都心の最高気温が30.3℃で真夏日となる。でも、さすがに朝夕はだいぶ涼しい。

 特にニュースにはなっていないようだが、最近、多摩動物公園内で野生の猿が出没している。

 僕も目撃した。

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 10歳ぐらいの雄だそうだ。雌を求めてやってきたのではないか、とのこと。

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 さて、この猿、どこにいたかというと、サル山のすぐ横の山林である。

 サル山の猿たちの視線の先にいる。

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 キャプションを付けるとしたら、どんなセリフがぴったりだろう?

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 動物園では捕獲を試みているようだが、捕まえるのは難しく、園外に出て行ってもらうのを待つしかない、とも聞いた。

 多摩に野生猿が出没したことは過去にもあり、その時はサル山に入り込み、群れに襲われて殺されてしまったのだった。そんなことにはならないでほしい。

 都会に猿が出没する話は最近では珍しくなくなったが、猿が暮らす山と人間が暮らす里の間に明確な境界線があるわけではないし、むしろ、人間が猿などの野生動物の生活圏をどんどん侵害しているわけだから、猿が逆に里へ出てきても不思議ではない、ということなのだろう。

 都会を我が物顔で飛び回っているハシブトガラスだって、元来は森林の鳥で、それが都市の環境に適応して、どんどん進出してきたことを思えば、ニホンザルだって都会生活は十分可能に思える。いずれ猿が繁華街をうろつく、なんてことも日常の光景になるかもしれない。この星はお前たちだけのものではないんだぞ、という神様から人間へのメッセージか。

 

(おまけ)今ごろカキツバタ

 カキツバタが今ごろ咲いた。まさか咲くとは思っていなかったので、つぼみがついたことにも気づかなかった。

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(きょうの1曲)Maurane-C.Loos-S.Houben / Incantation Pour Les Etoiles


"Incantation pour les étoiles" - Maurane/Charles Loos/Steve Houben