アマラの引っ越し

 多摩動物公園では新しいアジアゾウスリランカゾウ)の飼育施設を建設中で、完成も間近なようだが、この度、メスの「アマラ」(15歳)が新ゾウ舎に引っ越したそうだ。

 現在は休園中で工事の進展具合はよくわからないが、すでに屋内展示場は完成しており、あとは屋外の運動場や観覧通路の整備を残すのみとなっている。

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 新しい施設は手狭な現在の施設より格段に広くなる。

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 今年2月の新アジアゾウ施設。

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 現在、多摩ではアジアゾウを3頭飼育しているが、高齢の「アヌーラ」(67歳♂)は2017年に快適な新施設に引っ越しており、非公開飼育(ライブカメラあり。下写真)となっている。

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 今回、「アマラ」も移動したことで、しばらくは旧ゾウ舎に残る「ヴィドゥラ」(12歳♂)のみの公開となる。

 アマラとヴィドゥラ。右がアマラかな。最近は別々に暮らしているが、いずれ繁殖が期待される。

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 新型コロナの緊急事態宣言が解除されたことで、すでに2カ月近く休園が続いている多摩動物公園も近いうちに再開園となるはず。いろいろと制限は多いのだろうが、楽しみではある。

(きょうの1曲)Miles Davis / The Man I Love (Take1 & 2)

 俗にマイルス・デイヴィスセロニアス・モンクの喧嘩セッションといわれる録音。マイルスが音楽的な判断から先輩のモンクに「俺のソロのバックではピアノを弾くな」と言ったことにモンクが腹を立てて・・・といったような話。テイク1の冒頭ではなにやら言葉のやり取りがあり、ミルト・ジャクソンが演奏をやめているのがそのまま収録されている。そして、問題のテイク2ではモンクがピアノソロを途中で中断してしまい、リズムセクションだけが取り残されたように演奏を続けるシーンがある。壁にもたれて聴いていたマイルスが「おい、ちゃんと弾けよ」とばかりにトランペットで合図を出すと、モンクもまたピアノを弾き始める。実際は喧嘩というようなものではなかったともいわれるが、スリリングな演奏ではある。1954年だからもう65年前か。


The Man I Love(take 1)- Miles Davis


The Man I Love(take 2)- Miles Davis