プロ野球CS始まる

 今日は雨も止んで、日中は晴れ、昨日に比べればだいぶ暖かい。今の季節らしい気温なのだろう。

 最近は野球というと、大リーグの大谷翔平の話題ばかりで、日本のプロ野球のニュースは村上宗隆の56号ホームラン以外はすっかり霞んでしまっている。

 昔のようにジャイアンツ一色で、巨人の話題を取り上げていれば済んだ時代に比べ、地域密着が進んで、球団の人気が分散すると、各地のローカルな新聞や放送局は地元チームの話題を中心に伝えれば、それでいいが、全国紙や全国放送は、人々の関心や価値観の多様化が進んだ現代においてプロ野球を取り上げても、読者や視聴者の食いつきがイマイチなのだろう。本質的にマスメディアは多様性を好まないし、望んでもいないのだ。その点、大谷翔平の活躍には日本中が関心を持っているので、取り上げれば、みんなが食いついてきて、必然的に日本のプロ野球よりメジャーというか大谷ばかりが話題の中心になっていくわけだ。

 ということで、去年と同じヤクルトとオリックスがリーグ優勝という地味な結果に終わったプロ野球の世界では日本シリーズ進出をかけたクライマックスシリーズが今日から地味に始まった。

 セ・リーグは2位DeNAと3位阪神が横浜で対戦し、阪神が2-0で勝利。先に2勝したほうがヤクルトへの挑戦権を得ることになる。

 基本的に日本シリーズは両リーグの優勝チーム同士で戦うべきだと思っているので、このシステムはどうも素直に受け入れられない。セのリーグ優勝がジャイアンツでないかぎりは優勝チームに勝ち上がってほしいと思う。

 一方、パ・リーグはシーズン最終戦オリックスに優勝をさらわれたソフトバンクと3位の西武が福岡で対戦。こちらは2位のホークスが5-3で先勝。

 セ・リーグはどちらが勝ち上がっても、ヤクルトには敵わないのでは、と予想するが、パ・リーグは3位西武がシーズンでオリックスに勝ち越していることもあり、どこが日本シリーズに進出するか分からない。ただ、2,3位のチームはファーストステージでエース級の投手を使ってしまうので、エース山本由伸を立てて待つオリックスに利があるのかな、とは思う。優勝チームには自動的にアドバンテージの1勝が与えられるし。

 とにかく、日本のプロ野球も大谷一人に負けずに盛り上がってほしいものである。

 

(おまけ)多摩動物公園のオランウータン「ホッピー」♂。今月末で2歳。

(きょうの1曲)サノトモミ/サイレント・フライト


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