桜丘の桜のトンネル

 満開の桜を見ながら、近所をサイクリング。

 世田谷区桜丘の千歳通り、桜のトンネル。

 馬事公苑では昨日、今日と馬術競技会が開かれていた。

 今日はクロスカントリーも行われていた。

 大学の馬術部の学生が多く参加しているようで、馬が障害の前で立ち止まってしまったり、騎手が落馬してしまったり、なかなか人馬一体にはなり切れていないケースが目についた。馬を人間の思い通りに走らせるのは難しいということはよく分かった。

 これは前日の下見で頑として池に入ろうとしない馬。

 本番で池を突っ切るコース設定なので、事前に池が浅くて怖くないことを教え込むわけだが、何度試みても池の手前で立ち止まってしまうのだった。結局、水には入らないまま戻って行った。本番ではどうだったのだろう?

 

 2年目のオステオスペルマムが咲きだした。

 庭でまたカナヘビを見る。前回と同じ個体だろう。

(きょうの1曲)村松健/雲の澪を行く


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旧甲州街道・春景色

 3月31日に高尾山に登った話の続き。高尾山から小仏城山、日影林道を通って裏高尾へ下ってきた。

 最寄りの日影バス停には十数人のハイカーがバスを待っていたが、僕は素通りする。

バスに乗るよりは旧街道の面影を残す道をのんびり歩く方が断然楽しい。高尾駅までは3キロ余りか。

 少し前方にやはりバス停を素通りしたリュックを背負った年配の男性がいる。あの人も高尾駅まで歩くのだろうか。

 道路沿いの家々の植栽を眺めながら歩くのも楽しみのひとつ。

 雪柳。

 このあたりは都心部より桜が咲き進んで、満開に近い木もある。

 この道を歩くたびに気になる謎の彫刻。

 つくし。つくしを最後に食べたのはいつのことだろう。小学生の時以来、食べていない気がする。

 交尾中のテングチョウ。

 

 高尾山への玄関口といえば、今は京王線高尾山口駅であるが、鉄道開通以前は甲州街道から水行道場の蛇滝経由のルートが高尾山へのメインルートで、その登山口を過ぎると、古い建築が残っている。

 傍らには上行講の文字が刻まれた石碑があり、「是より蛇瀧まで八丁」とある。

 この木造の建物は明治三十六(1903)年の建築だそうで、江戸時代から「ふぢや新兵衛」の屋号をもつ旅籠、茶屋であったという。高尾山の蛇滝や薬王院への参詣者が宿泊や休憩に利用したようだ。

 軒下には各地の講中の参詣札が残され、往時の賑わいを伝えている。

 前方を行く人も結局、高尾駅まで歩いたようだ。

 高尾駅前に到着。


 4月5日、雨上がりの朝。鉢植えのヤマザクラカロライナジャスミンが咲きだした。

 ヤマザクラはいつもはソメイヨシノとほぼ同じタイミングで咲き出すのだが、今年はだいぶ遅れた。

 カロライナジャスミンは昨年、苗を植えつけたもの。

小仏城山~日影林道

 3月31日に高尾山に登ってきた話の続き。

 高尾山頂では休む場所もないので、すぐに奥高尾方面へ向かう。まだ3月だというのに、かなり暑く感じる。

 これはダンコウバイ(檀香梅)かな。

 一丁平で休憩を、と考えていたが、木陰のベンチはほとんど塞がっている。

 日本人女子と外国人男子のカップルがベンチで休んでいて、女子の方が「あ、トカゲだ」といって素手で捕まえて見せると、彼氏のほうが怖がって逃げている。「よくさわれるな。ボクはムリだ」と(英語で)言っている。見てみると、トカゲではなく、カナヘビのようだった。

 いくつか空いている日なたのベンチには暑くて座る気がしないので、ここでも休憩はせずに、城山まで頑張って歩く。

 杉の林。

 高尾山から45分ほどで小仏城山に到着。標高670.3メートル。高尾山が599メートルだから、70メートルほど高い。

 高尾山。

 城山茶屋でなめこ汁を買って、おにぎりの昼食。

 前回はここから相模湖へと下ったが、今回は日影林道を下る。昨年、この道を歩いてノウサギに遭遇したので、また期待してしまうが、今日はトレイルランナーが何人も走っているので、道に出ていたとしても、逃げてしまうだろう。


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 クサイチゴかな。

 最初は日当たりの良い道で暑さを感じたが、やがて杉や桧の林に入り、その名の通りの日影沢に沿うようになると、急に涼しくなる。「涼しい」という感覚は夏の暑さがあってこそだが、3月なのに本当に涼しくて気持ちがいい。この日の東京が3月としては観測史上最高の28℃超えの暑さだったことは後で知った。

 去年の6月にこの沢でノウサギを見た時はひたすらイタドリの若葉や茎を食べていたが、まだイタドリは生えていない。


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 ニリンソウがあちこちでたくさん咲いている。

 湧水が道を流れている区間もあり、タテハチョウやシジミチョウの仲間がたくさん飛んでいる。

 植物観察のグループもいて、あちこちで道端の草花にカメラを向けている。専門家と一緒に歩いたら楽しいだろう。

 ミヤマキケマン

 これはヨゴレネコノメソウかな。

 麓近くまで下ったところで、立派なカメラを手にしたおばさんに「この先にタカオスミレはありましたか?」と聞かれたが、スミレはたくさん見たものの、タカオスミレとはどんなスミレなのか知らない。葉っぱが赤っぽいスミレだそうだ。

 まもなく大学生らしいグループと行き会い、そのうちの女子が「タカオスミレだ」といってカメラを向けている。なるほど葉が赤褐色だ。

 こんな葉色のスミレはここまで見ていなかった気がする。

 ずっと水音を聞きながら下ってきた日影沢が南浅川と合流する地点で林道も旧甲州街道にぶつかる。

 そこにミツバツツジが咲いていた。

 ここからほとんどの人は高尾駅までバスに乗るが、僕は歩く。

 

 つづく

春爛漫の高尾山

 東京で3月としては観測史上1位となる28.1℃を記録し、初夏の陽気となった3月31日、高尾山に登ってきた(高尾山がある八王子市では28.2℃)。

 桜が咲き始めたケーブルカーの清滝駅前。

 まずは琵琶滝まで6号路を歩く。古くから修験の山であった高尾山の水行道場、琵琶滝。

 ここで6号路から離れて、尾根上まで一気に登る。

 タチツボスミレ

 急斜面を登りきれば、そこはケーブルカーの駅がある高尾山観光の中心地である。

 つい天狗焼きを買ってしまう。カリカリの皮ととろっとした黒豆餡が絶妙で、高尾山に来ると食べたくなる。

 聖と俗が混在する1号路を歩く。

 ヤドリギ

 「霊氣満山」の額がかかる浄心門の手前で左に逸れて3号路へ入る。

 高尾山南斜面の暖帯林の中を等高線に沿うように続く道で、比較的人が少ない。

 モミの木の赤ちゃん。

 アサギマダラの食草となるキジョラン。

 ネコノメソウの仲間。

 カントウミヤマカタバミ

 スミレもたくさん咲いている。いろいろな種類があって、見分けられない。

 岩の裂け目から水が流れ出ている場所があり、そこで穴の奥から不思議な声が聞こえてくる。タゴガエルの声だ。すぐ近くで聞こえるのに、姿は見えない。


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 この声は過去にも檜原村などで聞いたことがあるが、姿は一度も見たことがない。アカガエルの仲間らしい。岩の中から聞こえる声を聞いて、なかに子犬が閉じ込められていると勘違いした人がいたとか。

 ウグイスやシジュウカラ、ヒガラ、ヤマガラメジロエナガなどの声が聞こえる道。

 これはミミガタテンナンショウかな? 漢字だと耳形天南星。

 ヤマルリソウ。

 やがて、斜面下の沢からミソサザイの声が聞こえてきた。今シーズンの初ミソだ。

 ウグイスやコゲラは姿も確認できたし、モミの木の上を飛び回っているのは声から判断してキクイタダキのようだった。

 ずっとスミレの花を見ながら歩く。

 これはエイザンスミレ。切れ込みのある葉っぱが特徴。

 シュンラン。

 キブシ。

 小さな花のひとつひとつに目を向けながら、ゆっくり歩いて、正午過ぎに高尾山頂に到着。いつもながらの賑わいである。桜が満開になる頃にはさらなる人出で大混雑になることだろう。

 山頂からの眺望は黄砂のせいか、かなり霞んでいて、富士山も辛うじて見えるだけだった。

 山頂ではちょっと写真を撮っただけで、すぐに奥高尾へと長い石段を下る。山頂のビジターセンターでスミレなどの名前を調べられたら、と考えながら登ってきたのだが、すっかり失念していて、石段を下って、しばらくしてから思い出した。引き返す気にはならないので、そのまま進むしかない。

4月1日

 今日から4月。昨日の初夏の陽気から一転、東京は未明から雨だったが、朝のうちに止む。しかし、午後もザーッと雨が降ったりの不安定な天気で、気温も昨日からは大幅に下がる。それでもちょっと暑く感じた。

 ジャガイモ(インカのめざめ)の芽が出てきた。以下の写真はすべて週末に撮影。

 鉢植えのカツラも葉っぱが出てきた。

 オダマキもまもなく咲きそう。

 メダカも動きが活発になってきた。3年目のミナミヌマエビもなんとなく増えている気がする。

 トサミズキは花盛り。

 ワカケホンセイインコとヒヨドリ。ヒヨは嘴のまわりが花粉で黄色くなっている。

 昨日限りで北海道・根室本線富良野新得間が廃止。考えてみると、この区間は夜行列車で1回通っただけかもしれない。札幌と帯広、釧路方面を短絡する石勝線が開通する前、札幌発滝川経由釧路行きの急行「狩勝7号」に乗ったのが最初で最後だったかも。寝台車だったので、景色も覚えていない。一部区間は線路に沿って自転車で走ったことがあるけれど。

 

(おまけ)1980年4月1日の青森県南部縦貫鉄道

 あの頃は向こうに見える真っ赤な50系客車が新型車両だった。まだ東北新幹線がない時代。

 七戸駅。

peepooblue.hatenablog.com


(きょうの1曲)Eric Dolphy / April Fool


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初夏の陽気の3月31日

 きょうで3月もおしまい。東京は都心の最高気温が28.1℃と7月上旬並みの暑さ。3月としては観測史上最高を更新する高温。郊外の府中市では28.6℃。

 また高尾山に登ってきた。今回は6号路で琵琶滝まで行き、そこから1号路のケーブルカー駅まで登って、3号路経由で山頂へ。さらに小仏城山まで歩いて、日影林道を下り、高尾駅まで歩くというルート。自宅から自宅までで31,765歩。

(高尾山頂は今日も大賑わい。富士山は霞んでいた)

 高尾山周辺では世田谷あたりよりも桜が咲いている印象。ほぼ満開に近い木もあった。

 その話はまた改めて、ということにして、今日の暑さで、うちの庭のチューリップや青いハナニラ、シャガなどが咲きだした。

 青いハナニラは昨年、苗を植えつけたもの。

 シャガは高尾山にもたくさん自生しているが、まだ咲いてはいなかった。

 今日は高尾山でもたくさんのスミレを見たが、これは庭のあちこちに生えている正体不明のスミレ。植えた記憶はない。

 世界男子カーリング選手権がスイスで現地30日に開幕。日本代表のコンサドーレは初戦で現在世界ランキング1位のイタリア代表レトルナスと対戦。かなりいい試合をしたと思うが、3-3の同点から9エンドに3点を奪われ、3-6で負け。

 そして、日本時間の今日の夕方にはスウェーデンのエディンと対戦。こちらも善戦はしたが、5-5の同点から8エンドに4点を奪われ、5-9となったところでコンシード。いきなり2連敗だが、これは想定の範囲内だろう。

(左からA中原亜星、1敦賀爽太、2大内遥斗、3S阿部晋也、4V清水徹郎)

 次のニュージーランド戦からドイツ、チェコと続く3試合は勝っておきたい。


(きょうの1曲)平岩英子/卒業‐1989‐

 亡くなって、今日で3年になる。この曲は彼女が高校卒業の時に作詞作曲したという曲。のちにリメイクされた別ヴァージョンが正式録音されている。

 このオリジナルヴァージョンはライヴで何度か演奏された。


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暴風雨のち桜咲く

 東京は昨夜から雨。しかも、強い風が吹き荒れ、窓を叩く雨音で夜中に目が覚める。

 東京都心の最大瞬間風速は21.8メートルだったが、神奈川県では30メートル近い風が吹いたところもあったようだ。

 この大荒れの天気のおかげで、先日購入したラナンキュラス・ラックスの花茎がみんな折れてしまう。鉢植えなので、風が強まる前に室内に避難させておけばよかった。

 ラックスは3,000円前後で売られているが、なぜかホームセンターで980円に値下げされていたので衝動買いしてしまったもの。

 これは折れる前。高さは50センチほどある。

 すべて切り花にして飾る。鉢のほうにもまだ蕾が付いているので、そのうちまた咲くだろう。

 

 大荒れの天気は昼頃には収まり、午後は晴れて気温も上昇。都心の最高気温は22.1℃。

 ソメイヨシノが開花していた。

 東京の桜の開花も正式に発表される。平年より5日、昨年より15日遅い開花。

 今日からプロ野球も開幕して、いよいよ春本番だ!

 

(きょうの1曲)TICA / Free


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