駅弁大会

 毎年1月の恒例行事というと新宿の京王百貨店で昨日から開催中の「元祖有名駅弁と全国うまいもの大会」。今年で第50回だそうだ。
 きょうの夕方、行ってみた。テレビでも毎年取り上げられるし、いつもながら大混雑。カニだ、ウニだ、牛肉だ、とけっこう高価な駅弁に行列ができているし、超高級駅弁はもう完売だったりする。でも、そういうのには、あまり食指が動かない。カニは過去の北海道旅行でなんだかもう一生分食べてしまったような気分にもなっている。
 もう15年以上前だが、釧路の和商市場で蟹を買って東京に送ったら、お店の手違いで注文した分の倍ぐらい届いてしまって、冷蔵庫が蟹だらけ、という事態になってしまったことがあるのだ。花咲ガニ13匹と特大毛ガニ2匹だったかな。一応、お店に電話したのだが、送ってしまったので、よろしかったら召し上がってください、ということで、ありがたく頂戴し、近所にも1匹ずつ配ったりして、なんとか食べきった、なんていうことがあった。ということで、蟹はもういいな、という気分がそれ以来、ずっと続いている。まぁ、食べたくないわけでもないから、目の前に出されたら、喜んで食べますけど。
 ということで、ここ数年、毎年買い続けているのは釧路駅の「いわしのほっかぶり寿司」。酢でしめたイワシのにぎり寿司を薄くスライスした大根で包んだもの。さっぱりして、これはいくら食べても飽きない。もう食べてしまったので、写真はない。
 それにしても、最近の駅弁というのは値段が高すぎるのではないか、という気がしないでもない。
 ということで、今日の写真は上野のサル山のニホンザル。人間を除けば地球上で一番北に暮らす青森県下北半島のサルたちだ。天然記念物でありながら害獣でもあって、彼らも害獣として捕獲され、上野に連れてこられたのだった。